みなさんは明晰夢をご存知でしょうか?
夢の中で「これは夢だ」と気づき、自由自在に夢をコントロールできる状態のことです。
そんな夢のような体験、あなたもしたいですよね?
その秘訣となるのがマインドフルネス瞑想なのです。
この記事では、マインドフルネス瞑想と明晰夢の深い関係性をわかりやすく簡単に解説。
記事を参考に実践すれば、あなたも今夜から、明晰夢が見れるかも知れませんよ。
1. マインドフルネス瞑想で明晰夢が見やすくなる3つの理由
マインドフルネス瞑想を習慣づけると、明晰夢を見やすくなると言われています。
その理由は大きく3つ。
マインドフルネス瞑想の練習を積むことで、夢の中でも意識を保ちやすくなるのです。
また、瞑想は脳の前頭前野を活性化させ、自己認識力を高めます。
1-1. 意識をコントロールする力が養われる
マインドフルネス瞑想とは、自分の意識を「今この瞬間」に向けるトレーニング。
呼吸や体の感覚に注意を向け続ける練習は、意識をコントロールする力を養います。
この力によって、眠っている間も意識を保ちやすくなり、明晰夢を見られるようになるのです。
意識をコントロールできれば、夢の中でも自由に行動できるようになります。
1-2. 前頭前野が活性化され自己認識力が高まる
マインドフルネス瞑想は脳の前頭前野を活性化させることが分かっています。
前頭前野は自己認識や内省を司る大切な役割を担っています。
瞑想によって前頭前野が鍛えられると、自分が今夢を見ていることに気づきやすくなるのです。
自己認識力が高まることで、夢の中でも冷静に状況を判断できるようになります。
1-3. 睡眠の質が上がり夢をしっかり見られるようになる
マインドフルネス瞑想のリラックス効果によって、睡眠の質が格段に上がります。
質の高い深い眠りは、夢をしっかりと見られる土台となります。
睡眠中にレム睡眠の時間が長くなることで、鮮明な夢を見られるチャンスが増えるのです。
睡眠と夢は密接につながっているので、良質な睡眠は明晰夢体験の必須条件と言えます。
2. そもそも明晰夢とは?
明晰夢とは夢の中で「これは夢だ」と自覚しながら体験する夢のこと。
通常の夢では自分が夢を見ていることに気づきませんが、明晰夢では自分が夢の中にいると分かっています。
そのため、夢の中で自由に行動したり、夢をコントロールしたりすることができるのです。
飛んだり、好きな場所に行ったり、憧れの人に会ったりと、現実では不可能なことが体験できます。
2-1. 明晰夢の主な特徴3つ
明晰夢には3つの特徴があります。
- 自分が夢の中にいることを自覚している
- 五感がはっきりしていて現実のように鮮明
- 夢の内容をコントロールできる
2-2. 明晰夢の研究が進んでいる理由
近年、明晰夢は科学的にも注目されています。
脳科学や心理学の分野で、夢の仕組みや意識の謎を解明するヒントになると考えられているからです。
明晰夢の研究は、私たちの意識のメカニズムに迫る重要な鍵となるでしょう。
また、悪夢に悩む人へのカウンセリングにも役立つなど、臨床的な応用も期待されています。
3. 明晰夢を見る3つのメリット~ストレス解消から創造性アップまで~
明晰夢を見ることには、様々な嬉しいメリットがあります。
例えば、気分転換やストレス発散になるという点。
好きなことを存分に楽しめるので、リフレッシュできます。
また、夢の中で練習することで現実の能力アップにもつながるのです。
3-1. 究極のストレス解消法に
明晰夢の中では、何でも自由にできるので、最高のストレス解消法となります。
現実では我慢しているストレスも、夢の中で思いっきり発散できるのです。
例えば、夢の中で上司に言いたいことを言って気持ちをリフレッシュしたり。
行きたい場所に簡単に行けるので、明晰夢で息抜きをして現実のストレスと上手く付き合うことができます。
3-2. アイデア力や創造性が高まる
明晰夢を見ると、創造力やアイデア力が高まることが分かっています。
夢の中では現実の制限にとらわれず、自由な発想ができるからです。
実際、寝ている間に素晴らしいアイデアを思いついた人は数多くいます。
夢から発想を得ることで、クリエイティブな仕事のパフォーマンスが上がるかもしれません。
3-3. 明晰夢の中で練習すると現実の力を高められる
明晰夢の中で現実と同じように練習すれば、スキルアップに役立ちます。
夢の中でスポーツの動作を反復したり、スピーチの練習をしたり。
脳は夢の中の体験を本物と区別できないので、練習の効果が現実に表れるのです。
寝ている間に練習できるなんて、一石二鳥ですよね。
4. 明晰夢を見る人に共通する4つの特徴とは?
明晰夢を見やすい人には、いくつかの共通点があることが分かっています。
例えば、想像力が豊かな人は明晰夢を見る傾向にあります。
また、几帳面で物事をきちんと整理する性格の人も明晰夢を見やすいそうです。
明晰夢を見たい人は、これらの特徴を参考にしてみると良いかもしれません。
4-1. 創造力が高く想像力が豊かである
創造力が高く、想像力豊かな人は明晰夢を見る傾向にあると言われています。
普段から空想にふけることが多い人は、夢の中でも自由な発想ができるのでしょう。
また、アーティストなどクリエイティブな仕事をしている人にも明晰夢体験者が多いそうです。
想像力を使う習慣が、明晰夢を見る力につながっているのかもしれません。
4-2. 夢日記をつける習慣がある
明晰夢を見やすい人の中には、夢日記をつけている人が多いようです。
夢日記をつけることで、夢に意識を向ける習慣がつきます。
夢をしっかりと記憶し、思い出すトレーニングにもなるのです。
夢日記は明晰夢の入り口ともいえるでしょう。
4-3. 日中の記憶力が良く几帳面な性格
明晰夢を見る人は、日中の出来事をしっかりと覚えている傾向があります。
物事を整理整頓するのが得意で、几帳面な性格の人が多いのだとか。
記憶力の良さは、夢をはっきりと認識できることにつながります。
几帳面さは、夢の内容を論理的に把握するのに役立つのでしょう。
4-4. マインドフルネス瞑想を習慣にしている
マインドフルネス瞑想を習慣的に行っている人は明晰夢を見やすいと考えられています。
瞑想は意識をコントロールする力を養い、夢の中でも意識をはっきりさせるからです。
マインドフルネス瞑想のおかげで質の良い睡眠がとれるのも、明晰夢への近道となるでしょう。
明晰夢を見たい人は、ぜひ瞑想を生活に取り入れてみてください。
5. マインドフルネス瞑想のやり方~5つのステップで明晰夢を目指す~
ここからは、マインドフルネス瞑想のやり方を5つのステップでご紹介。
正しい瞑想のコツをつかんで、ぜひ明晰夢を目指してみてください。
まずは、静かで居心地の良い場所を探すことから始めましょう。
明晰夢への第一歩は、リラックスできる環境づくりなのです。
5-1. ステップ1:静かで心地よい場所を見つける
マインドフルネス瞑想を始めるには、まず静かで落ち着ける場所を探しましょう。
ベッドの上や、広々としたリビングなどがオススメ。
瞑想に集中できるよう、なるべく雑音の少ない場所を選んでください。
心地よい環境は、リラックスを促し瞑想の質を高めてくれます。
5-2. ステップ2:楽な姿勢で座り目を閉じる
静かな場所が見つかったら、楽な姿勢で座りましょう。
ソファや床にあぐらをかいたり、椅子に座ったりするのがオススメ。
背筋を伸ばし、リラックスしながらも意識を保てる姿勢を探してください。
姿勢が安定したら、ゆっくりと目を閉じます。
5-3. ステップ3:呼吸に意識を向ける
目を閉じたら、自分の呼吸に意識を向けていきます。
鼻から空気を吸い、口から吐くことに集中しましょう。
吸うときは、お腹を膨らますイメージを。
吐くときは、お腹をへこませるように意識します。
5-4. ステップ4:雑念が浮かんだらそっと呼吸に戻す
呼吸に意識を向けていると、ふと雑念が浮かんでくるかもしれません。
そんなときは、それを押し込めたりせず、そっと呼吸に意識を戻しましょう。
マインドフルネス瞑想のコツは、雑念を否定せず受け止めること。
浮かんできては消えていく雑念を、静かに観察する姿勢を保ちます。
5-5. ステップ5:呼吸に意識を向け続ける
雑念をそっと受け止めたら、また呼吸に意識を戻します。
この呼吸への集中を繰り返すことが、マインドフルネス瞑想の基本です。
始めのうちは3分程度を目安に、徐々に瞑想の時間を長くしていきましょう。
毎日続けることで、深いリラックスを味わえるはずです。
6. マインドフルネス瞑想中に眠くなったらどうすればいい?5つの対処法
マインドフルネス瞑想に慣れないうちは、ついウトウトしてしまうこともあるでしょう。
眠くなっても、瞑想の効果を高める工夫はたくさんあります。
例えば、眠気を感じたら目を開けて外の景色を眺めるのも一案です。
軽い運動で体を動かすのも、眠気覚ましに効果的でしょう。
6-1. 眠気を感じたら目を開ける
瞑想中に眠くなってきたら、一度目を開けてみましょう。
外の景色を見たり、部屋の中を観察したりすると眠気が和らぎます。
目を開けることで意識をはっきりさせ、また呼吸に集中していきましょう。
眠気は自然な反応なので、そっと受け止めることが大切です。
6-2. 姿勢を正す
眠くなってきたら、姿勢が崩れていないかチェックしてみましょう。
背筋が曲がっていたり、首が前に傾いていると眠くなりやすいです。
姿勢を正して、背筋をまっすぐに伸ばすことを意識します。
正しい姿勢は、集中力を高めてくれるはずです。
6-3. 深呼吸をする
眠気覚ましには深呼吸がオススメ。
大きく息を吸って、ゆっくりと吐きましょう。
深呼吸によって血流が良くなり、頭がすっきりとしてきます。
目覚めた状態を作り出すのに、深呼吸はとても有効な方法です。
6-4. 軽い運動をする
どうしても眠気が取れないときは、軽い運動をしてみるのも良いでしょう。
その場で軽くジャンプしたり、首や肩を回したり。
ほんの少しの運動でも、眠気を吹き飛ばす効果があります。
体を動かしてから、再び瞑想に戻ってみてください。
6-5. 眠気を感じたら横になって休む
それでも眠気が取れない場合は、無理に我慢せず横になって休みましょう。
眠いときは眠るのが一番。
目が覚めたら、また瞑想を再開すれば良いのです。
マインドフルネスは肩の力を抜いて行うことが大切。
眠くなったら自然に任せましょう。
7. 明晰夢を見るコツ~寝る前の過ごし方やふさわしい食事とは~
マインドフルネス瞑想に加えて、寝る前の過ごし方を工夫するのも明晰夢への近道。
例えば、就寝前にはスマホの画面を見ない方が良いでしょう。
ブルーライトを浴びると、体内時計が乱れて睡眠の質が下がるからです。
寝る前の食事にも気をつけたいものです。
7-1. 寝る1時間前にはスマホを見ない
明晰夢を見やすくするには、寝る前のスマホは控えめにしましょう。
就寝の1時間前にはスマホを手放すのがオススメ。
ブルーライトを浴びると、体内時計が狂って寝つきが悪くなります。
良質な睡眠は明晰夢への第一歩。
スマホは早めに切りましょう。
7-2. 寝る前にリラックスする習慣をつける
明晰夢を見るには、眠る前にリラックスすることが大切。
例えばお気に入りの音楽を聴いたり、ストレッチをしたり。
ゆったりとした気持ちで眠りにつくことを習慣づけましょう。
心身の緊張をほぐすことで、明晰夢が見やすい状態になるのです。
7-3. 寝る前の食事は消化の良いものを
夕食は、なるべく消化の良いものを心がけましょう。
胃に負担のかかる油っこい食事は避けるのが賢明です。
また、就寝の3時間前には食事を済ませるのがベスト。
胃腸への負担を減らして、深い眠りにつなげることが明晰夢への鍵となります。
7-4. 明晰夢のサインを決めておく
あらかじめ明晰夢のサインを決めておくのもオススメ。
例えば、「赤い花を見たら、今は夢の中だと気づく」と決めておくのです。
潜在意識に明晰夢への合図を埋め込んでおくことで、夢の中で気づきが得られるようになります。
自分なりの明晰夢のサインを見つけてみてください。
まとめ
今回は、マインドフルネス瞑想と明晰夢の関係についてお話ししてきました。
マインドフルネス瞑想を習慣づけることで、あなたも明晰夢を見られるようになるのです。
ストレス解消やアイデア力アップなど、明晰夢にはたくさんのメリットがあります。
ぜひ瞑想を生活に取り入れて、夢の世界を思い切り楽しんでくださいね。
明晰夢は、あなたの人生をさらに豊かにしてくれるはず。
あなたも今宵は素敵な明晰夢を見てください。
おやすみなさい。