ミニマリストにとってスーツは必要不可欠なアイテムですが、何着あれば十分なのでしょうか。
この記事では、スーツが2着あれば十分な理由、スーツ選びのポイント、毎日同じスーツを着ていいのかなどをわかりやすく解説。
スーツ選びに迷っているあなたや、ミニマリスト志向の方は必見ですよ。
この記事を読めば、自分に最適なスーツの着数とスーツ選びのコツがわかります。
1. スーツは2着あれば十分な3つの理由
ミニマリストにとってスーツは2着あれば十分だと言われています。
その理由は主に3つあります。
1-1. TPOに合わせた着回しが可能
フォーマルなスーツとカジュアルなスーツを揃えることで、TPOに合わせた着回しが可能になります。
例えば、結婚式などのフォーマルな場では黒やネイビーのスーツを、普段の仕事にはグレーのスーツを着るなど、使い分けができます。
これにより、様々なシーンに対応でき、最小限のスーツで効率的な着回しが可能。
汎用性の高い2着を選べば、ミニマムなスーツ運用が実現できるのです。
1-2. 長く着られるので経済的
2着だけのスーツを大切に着ることで、スーツを長く着られるようになり経済的です。
毎日交互に着ることで、1着あたりの着用頻度が下がり、スーツの寿命が延びます。
スーツは高価なアイテムなので、頻繁に買い替える必要がなくなれば出費を抑えられます。
ミニマリストとして、モノへの執着を手放し、本当に必要なものだけを大切に使う生き方に通じるでしょう。
1-3. スーツ選びに時間をかけられる
2着だけに絞ることで、スーツ選びに時間をかけられるようになります。
スーツの数が少ない分、1着1着を吟味してじっくりと選ぶことができます。
たくさん持つよりも、自分に本当に合った良質なスーツを厳選する方が賢明です。
数を絞ることで、素材や縫製、シルエットなどにこだわったスーツ選びが可能になるのです。
2. スーツが多い3つのデメリット
スーツを多く持つことには、いくつかのデメリットがあります。
ここからは、スーツが多すぎることの弊害を3つ紹介しましょう。
2-1. コーディネートに迷う
スーツが多いと、毎朝どれを着ようか迷ってしまいます。
せっかくクローゼットにたくさんスーツがあっても、結局いつも同じ2〜3着しか着ない、なんてことになりがちです。
そうなると、「せっかく買ったのにもったいない」と考えてしまい、ストレスの原因に。
スーツは数を絞ってシンプルにした方が、毎日のコーディネートも悩まずに済むのです。
2-2. 管理が大変
スーツの数が増えると、管理が大変になります。
着用したスーツのクリーニングから、不要になったスーツの処分まで、スーツの管理には手間と時間がかかります。
特にクリーニングは、着用頻度に応じてこまめに出す必要があるので、スーツが多いと出す量も増え、料金もかさみます。
管理の手間を省くためにも、本当に必要なスーツだけを厳選するのがオススメです。
2-3. デッドストックが出る
スーツを多く持つと、どうしても着ない服、いわゆるデッドストックが出てきてしまいます。
一時の流行で買ったけれど、すぐに飽きてしまったスーツや、サイズが合わなくなってしまったスーツなどです。
クローゼットにデッドストックがあると、無駄な空間を取るだけでなく、処分するときも大変です。
最初から本当に必要なスーツだけを厳選して買えば、無駄なデッドストックを出さずに済むはずです。
3. スーツが1着しかない3つのデメリット
一方で、スーツが1着しかないのも問題があります。
スーツを最小限に絞るのは良いことですが、極端に少なすぎるのはNGです。
ここでは、スーツが1着しかないことの3つのデメリットを解説します。
3-1. 毎日同じスーツは不衛生
スーツ1着だと、毎日使い回さざるを得ず、スーツが不衛生になってしまいます。
汗や皮脂、ホコリが染み込んだスーツを毎日着ていると、見た目はもちろん、臭いの原因にもなります。
特にホワイトカラーの仕事は清潔感が大切なので、不衛生なスーツ姿は信頼を損ねます。
スーツを清潔に保つには、最低でも2着は必要不可欠だと言えるでしょう。
3-2. クリーニングに出せない
スーツが1着しかないと、着ている間はクリーニングに出せません。
週末などにまとめてクリーニングに出そうとしても、出している間に着るスーツがないのです。
かといって、毎日着ているスーツを洗わずに着続けるのは、前述の通り不衛生です。
着用とクリーニングのサイクルを考えると、最低2着は必要になります。
3-3. もしものときの予備がない
スーツ1着だと、万が一のアクシデントに対応できません。
例えば、家を出る時にコーヒーをこぼしてスーツを汚してしまった、といった場合です。
そんなときに着替えるスーツがないと、そのまま仕事に行くしかありません。
予期せぬトラブルは、いつ起きるかわかりません。
だからこそ、スーツは最低でも予備の1着が必要不可欠なのです。
4. スーツ選びの3つのポイント
スーツ選びにはいくつかのコツがあります。
せっかくスーツを買うなら、自分に合ったものを選びたいですよね。
ここではスーツ選びの3つのポイントを解説します。
4-1. 春夏はサマーウール、秋冬はカシミアをチョイス
スーツは季節に合わせて素材を選ぶのがポイントです。
春夏は軽くて通気性の良いサマーウールがオススメ。
汗をかきやすいシーズンなので、吸湿性と速乾性に優れたスーツ素材を選びましょう。
一方、秋冬は保温性の高いカシミアがオススメです。
4-2. 厳選した2着は上質な素材で
スーツは2着に厳選するなら、上質な素材のものを選ぶのがポイントです。
数を絞る分、1着あたりの予算を上げて良いスーツを買うのです。
毛足が長く光沢感のあるウールや、柔らかく上品な風合いのカシミアなどがオススメ。
素材のグレードが上がると、見た目の高級感だけでなく、着心地や耐久性も格段に良くなります。
4-3. 自分の体型に合ったサイズ感を選ぶ
スーツは自分の体型に合ったサイズ感を選ぶことが大切。
自分に合ったスーツを着ることで、スタイルがよく見えるだけでなく、窮屈感なく一日中快適です。
肩幅、袖丈、ウエストなど、自分の採寸サイズを把握して、ピッタリのサイズ選びを心がけましょう。
店頭で試着をして、経験豊富な販売員さんにアドバイスをもらうのも良いでしょう。
5. スーツの色選びの3つのポイント
スーツを選ぶときは、色選びも重要なポイントです。
数を絞るからこそ、失敗しない色選びをしたいですよね。
ここでは、スーツの色選びの3つのポイントを解説します。
5-1. 葬式はブラック、結婚式はネイビーかチャコールグレー
シーンに合わせてスーツの色を選ぶのがマナーです。
葬式の場合は黒一色のブラックスーツが無難。
黒は「喪服」の色とされているため、弔事ではブラックスーツが求められます。
以前は結婚式でも黒のスーツが基本でしたが、最近はネイビーやチャコールグレーのスーツを着ている人が多い。
5-2. 無地のネイビーは誰にでも似合う王道カラー
ミニマリストにオススメなのが、無地のネイビースーツです。
ネイビーは誰にでも似合う万能カラー。
シックで落ち着いた印象を与えるので、ビジネスシーンでも活躍します。
また、ネイビーは他の色との相性が良いので、シャツやネクタイで自由に着回せるのもメリットです。
5-3. もう1着はグレーで合わせやすく
ネイビーに次いでオススメなのがグレーのスーツです。
グレーもネイビー同様に合わせやすい色。
明るめのライトグレーから濃いめのチャコールグレーまで、幅広い色味から選べます。
ネイビーとグレーの2色を揃えれば、ビジネスでもプライベートでもしっかり使えるでしょう。
6. 毎日同じスーツを着ていいのか?
ミニマリストは、毎日同じスーツを着ていても大丈夫なのでしょうか?
スーツは最小限に絞るべきですが、さすがに毎日同じスーツを着るのは抵抗があります。
ここからは、毎日同じスーツを着ることのデメリットを解説します。
6-1. スーツが傷みやすくなる
スーツを毎日着ていると、生地が傷みやすくなるのが悩みどころです。
特に、座ったときに擦れる膝や尻、脇の下など、同じ部位に負担がかかり続けます。
また、雨の日や汗をかいたときも、生地が痛むスピードが早くなってしまいます。
ローテーションを組んで、スーツを休ませる期間を作るのが賢明だと言えるでしょう。
6-2. 臭いの原因に
毎日着ているスーツは、知らず知らずのうちに臭いを発生させています。
汗や皮脂が染み込んだスーツを、洗わずに何度も着ていると独特の臭いが出てきます。
自分では気が付きにくいですが、周りの人からは不快に感じられているかも。
スーツを清潔に保つためにも、毎日の着回しは避けた方が無難です。
6-3. 同じスーツだと印象が悪い
毎日同じスーツを着ていると、周りからの印象が良くないかも。
「毎日同じ服を着ている人」と思われてしまうと、ずぼらで余裕がない印象を与えます。
ビジネスシーンでは、身だしなみも大切な要素の一つ。
最低限のスーツのローテーションは、きちんと整えておきたいものです。
7. ワンランク上のスーツコーデを目指すなら
ミニマルなスーツスタイルを極めるなら、小物使いにも注目しましょう。
ネクタイやポケットチーフなどの小物は、いくつか持っておくと着回しの幅が広がります。
最後に、ワンランク上のスーツコーデを目指すための3つのポイントを解説します。
まず大切なのはネクタイ選びです。
7-1. ネクタイは色柄を変えて雰囲気チェンジ
同じスーツでも、ネクタイを変えるだけで印象がガラリと変わります。
ネイビースーツには、レッドやイエローなどの明るい色のネクタイを合わせるのがオススメ。
一方、グレースーツにはブルー系のネクタイが良く映えます。
ストライプや小紋柄など、柄物のネクタイを取り入れるのもいいですよ。
7-2. 白シャツは3着は用意
ワンランク上のスーツスタイルには、白シャツが欠かせません。
汎用性が高く、スーツに合わせやすいのが白シャツの魅力です。
毎日のローテーションを考えると、最低でも3着は用意しておきたいアイテム。
白シャツも、素材や襟型を変えるだけで表情が変わるので、違いを楽しみましょう。
7-3. 靴はビジネスシューズ2足を用意
スーツに合わせる靴は、ビジネスシューズを2足用意するのがベターです。
1足は、外羽根式のストレートチップがオススメ。
もう1足は、内羽根式のキャップトゥを選ぶと、ON・OFF使い分けられます。
靴もローテーションを組んで交互に履くことで、長く愛用できるようになります。
まとめ
ミニマリストにとってスーツは2着あれば十分です。
多すぎてもデメリットが多いですし、かといって1着だけでは機能性に欠けます。
自分に合ったサイズ感、季節感のある素材、ネイビー&グレーの2色を選べば、ミニマルで使い回しの効くスーツコーデが完成します。
小物使いを工夫すれば、ワンランク上のおしゃれも楽しめるでしょう。
あなたも自分だけのミニマルスーツスタイルを見つけてくださいね。