家族連れでの離島移住ってどうなんだろう?
生活していけるだろうか?
そんな不安を感じる人も多いでしょう。
離島への移住は、都会の喧騒から離れ、大自然の中でゆったりと暮らす夢を叶えてくれます。
家族で離島に移住すれば、子どもたちの健やかな成長も期待できるでしょう。
しかし、都会とは違う環境での生活には注意点もあります。
本記事では、離島移住経験者の視点から、家族での離島移住のメリットとデメリットを具体的に解説。
離島暮らしの魅力と注意点を把握し、あなたの人生を変える一歩を踏み出しましょう。
1. 大自然に囲まれたのびのび子育て
離島の豊かな自然環境は、子どもたちの健全な成長に大きく貢献します。
海や山、川や田畑に触れ合いながら育つことで、子どもたちは自然への理解と愛着を深めていきます。
1-1. 自然の中で五感を刺激する体験
離島の大自然は、子どもたちに様々な体験の機会を提供します。
海で泳いだり、山で虫捕りをしたり、川で魚釣りを楽しんだり。
五感を存分に使って自然と触れ合うことで、子どもたちの感性や創造力が育まれていきます。
1-2. 自然の恵みを活かした食育
離島では、新鮮な海の幸や山の幸に恵まれています。家族で畑を耕して野菜を育てたり、釣ってきた魚を料理したり。
自然の恵みに感謝しながら食べることで、子どもたちは命の大切さを学んでいきます。
1-3. 地域の人々に見守られる安心感
離島のコミュニティは、みんなが顔見知りという濃密な繋がりが特徴です。
地域の大人たちに見守られながら子育てできるのは、親にとって大きな安心感。
愛情豊かに育てられた子どもたちは、心身ともに健やかに成長していくでしょう。
2. 都会では味わえないゆったりとした時間
離島での暮らしは、都会のハイペースな生活リズムから解放され、ゆったりと時間が流れていきます。
家族みんなでのんびり過ごす時間が増えることで、絆もより一層深まっていくでしょう。
2-1. 家族との団らんを楽しむ
忙しい都会暮らしでは、なかなか家族が揃う時間が取れないもの。
でも離島なら、みんなでゆっくり食事をしたり、おしゃべりを楽しんだり、一緒に遊んだり。
かけがえのない家族団らんの時間を過ごせます。
2-2. 趣味の時間をたっぷり確保
離島暮らしでは、通勤時間が短縮され、自分の時間がグンと増えます。
お父さんはつりを楽しみ、お母さんは読書に没頭し、子どもたちはスポーツに打ち込む。
家族それぞれが充実した趣味の時間を満喫できるのです。
2-3. 人とのふれあいを大切にする
離島の時間はスローペース。
だからこそ、家族や地域の人々とゆっくり向き合い、心のふれあいを大切にできます。
都会の慌ただしさから離れ、人との繋がりを再認識できるでしょう。
3. 新天地での挑戦と自己実現
馴染みのない土地に移り住むのは、家族全員にとって新しいチャレンジ。
でもその分、新天地での学びや気づきも多く、自己成長のチャンスに溢れています。
3-1. 離島ならではの仕事にトライ
離島での仕事は、自然や地域性を活かした職種が中心。
漁業や農業、観光業など、都会ではなかなかできない仕事に挑戦してみるのも面白いですね。
家族みんなが新しいスキルを身につけ、活躍の場を広げられるかもしれません。
3-2. 好奇心を刺激する学びの日々
離島に来れば、自然や文化、歴史など、未知の世界がたくさん。
子どもも大人も、好奇心を胸に様々なことを学んでいけるでしょう。
自分の関心に正直に向き合い、学ぶ喜びを味わうことが、人間的な成長に繋がります。
3-3. 夢に向かってチャレンジできる環境
離島は何もないように見えて、実は可能性に満ちています。
ここなら、家族みんながそれぞれの夢にチャレンジできるかもしれません。
自然に癒されながら、のびのびと理想を追求する。
そんな楽しみが、離島にはあるのです。
4. 海と山に囲まれたアクティブライフ
離島は海と山に囲まれた自然の宝庫。
そんな恵まれた環境の中で、家族みんなでアクティブに体を動かす習慣が身につきます。
心身の健康にもきっとプラスの効果が期待できるでしょう。
4-1. 海のレジャーを思う存分楽しむ
美しい海に囲まれた離島では、夏になればマリンスポーツ三昧の日々。
家族みんなで泳いだり、釣りをしたり、ボートに乗ったり。
海の遊びを心ゆくまで満喫できます。
4-2. 山歩きでリフレッシュ
緑豊かな山々も離島の魅力。
家族で気軽に山歩きを楽しめば、日頃の疲れもリフレッシュできるはず。
高台からの絶景を眺めたり、森林浴を堪能したり。
自然のエネルギーに癒されながら過ごすひとときは、心身ともに健康的です。
4-3. アウトドアを通じた家族の絆
キャンプや、バーベキューなど、離島ではアウトドアの楽しみ方も色々。
家族みんなでわいわい準備して、自然の中で一緒に過ごす時間は、かけがえのない思い出になるでしょう。
アクティビティを通して、家族の絆もより強くなっていきます。
5. 地産地消の新鮮食材
離島の食卓を彩るのは、その日獲れた新鮮な魚介類に、畑で採れた旬の野菜。
地元の食材をふんだんに使った、体に優しい料理が並びます。
5-1. 豊かな海の幸を堪能
透明度の高い海で育った魚介類は絶品。
お刺身はもちろん、煮つけや塩焼きなど、様々な調理法で海の恵みを味わえます。
家族みんなで味の感想を言い合いながら、楽しく食卓を囲むひとときを過ごせるでしょう。
5-2. 採れたて野菜の甘みが際立つ
離島の土壌は豊かで、太陽の恵みもたっぷり。
そんな畑で採れる野菜は、みずみずしくて甘みが際立っています。
無農薬や減農薬で育てられることも多く、安心して食卓に並べられます。
5-3. 旬を味わう喜び
自然に寄り添った離島の食生活では、旬の食材を中心にメニューが変わります。
季節ごとに移ろう味わいを家族みんなで噛み締めながら、食べ物への感謝の気持ちを育んでいけるでしょう。
6. 助け合いの精神に溢れた暮らし
離島の人々は昔から「助け合い」の精神を大切にしてきました。
島民同士で助け合いながら暮らすのが当たり前。
そんな地域の温かな人間関係に触れ、家族で心豊かな日々を送れるでしょう。
6-1. みんなで支え合う島コミュニティ
離島では、ひとりの悩みはみんなの悩み。
困ったときは周りの人が手を差し伸べ、喜びは分かち合います。
「おすそわけ」の文化が根付いているのも、離島ならでは。
助け合いの輪の中で、家族の絆も自然と深まっていきます。
6-2. 世代を超えた交流
離島では、子どもからお年寄りまで、世代を超えた交流が盛んです。
昔ながらの知恵を教わったり、地域の歴史を聞いたり。
子どもの成長を島民みんなで見守り、時には叱咤激励。
多世代の関わりは、子どもの社会性や思いやりの心を育てます。
6-3. 自然と調和した祭事や伝統行事
離島には、自然と寄り添って生きてきた先人たちの教えが、お祭りや伝統行事に息づいています。
家族みんなでそうした文化に触れることで、自然への畏敬の念や、日本の心のルーツを体感できるでしょう。
7. 移住前に知っておきたい3つの注意点
離島暮らしは魅力的ですが、事前の準備と心構えも大切。
離島ならではの不便さもあるので、家族でよく話し合い、十分な下調べをしてから移住に踏み切りましょう。
7-1. 医療や教育の環境を確認
離島の医療機関は総合病院のように充実していないことが多い。
専門的な治療が必要な場合、島外の病院に行くことも。
学校も小規模で、進学には島外への転出が必要になる場合も。
子育て世代は特に、事前の確認が欠かせません。
私が移住した離島には小中学校(小学と中学が1つの同じ建物)が1校、高校はありません。
その島の令和5年度の生徒数は、小学生が6人、中学生が2人です。
島には病院もなく、あるのは小さな診療所が1つだけでした。
病院と診療所の違いはベッド(病床)の数。
病床が20未満であれば診療所、20以上であれば病院です。
7-2. 台風や自然災害への備え
離島は台風の通り道になりやすく、大雨による浸水や土砂崩れの危険性も。
日頃から食料や生活必需品の備蓄を心がけることが大切。
避難場所や避難経路の確認など、家族で話し合いながら災害への備えを怠らないでください。
7-3. ある程度の不便さは覚悟
都会にあるようなショッピングセンターや大型スーパー、飲食チェーン店は離島にはありません。
日用品の買い出しも、フェリーで島外に出るなど、一苦労。
エンターテインメントも限られるので、家族で過ごす時間の楽しみ方を工夫する必要があります。
私が移住した島にはコンビニもスーパーもなく、小さい個人商店が2軒だけでした。
まとめ
離島への移住は、都会では味わえない自然や人とのつながりを体感できるチャンス。
子育てや心身の健康、自己実現にもプラスの効果が期待できます。
一方で、医療や教育の環境、災害への備えなど、確認すべきポイントもあります。
メリットとデメリットを理解した上で、それでも離島に移住したいと思いましたか?
穏やかな自然に囲まれて過ごす日々は、きっと家族の心に豊かさと安らぎをもたらしてくれるでしょう。
家族みんなで離島暮らし、挑戦してみませんか?