ミニマリストに学ぶナチュラルな部屋作りの4つのルールとは?

ミニマリストに学ぶナチュラルな部屋作りの4つのルールとは?

ナチュラルな部屋作りに憧れている人は多いのではないでしょうか。

しかし、ナチュラルな空間とは一体どのようなものなのでしょう。

そもそも、人はどんな空間に自然さを感じるのでしょうか。

この記事では、ミニマリストの視点から、ナチュラルな部屋作りのコツをわかりやすく簡単にご紹介。

ナチュラルな部屋の特徴や、そのメリットについても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ミニマリストになってどんな部屋で暮らしたいのか?

イメージしながら読んでみてください。

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1. ナチュラルな部屋の定義とは?

まずは、ナチュラルな部屋の定義について見ていきましょう。

一般的にナチュラルな部屋とは、自然な素材や柔らかな色合いを用いた、居心地の良い空間を指します。

木や石、綿や麻などの天然素材を取り入れ、植物を飾ることで、自然のぬくもりを感じられる部屋づくりを目指します。

ベースカラーには、ベージュやグレー、ホワイトなどの穏やかな色を使うのが特徴的。

1-1. ナチュラルな部屋の具体例

例えば、無垢材の床に白い壁紙を合わせた部屋があります。

窓際にグリーンを置き、ベージュのファブリックソファを配置すれば、ナチュラルな雰囲気が生まれます。

カーテンや敷物も、リネンやコットンなどの天然素材を選ぶと、より自然な印象になるでしょう。

照明は間接照明を使い、優しい光で部屋を包み込むのもポイント。

1-2. ナチュラルと他のテイストの違い

ナチュラルなインテリアは、シンプルモダンやカントリー、北欧スタイルとも親和性が高いです。

しかし、ナチュラルが最も重視するのは、自然素材による温かみと柔らかさ。

他のスタイルでは、素材よりもデザイン性が優先されることもありますが、ナチュラルインテリアでは自然素材の魅力を最大限に引き出すことに注力します。

色合いも、原色よりも自然界に存在するような穏やかな色が好まれる傾向にあります。

1-3. ナチュラルの定番アイテム

ナチュラルインテリアの定番アイテムといえば、木製家具でしょう。

テーブルや椅子、収納棚などに、パイン材やオーク材を使うことで、温もりのある空間に仕上がります。

ラタンやバンブーの家具を取り入れるのもオススメ。

織物では、コットンやリネンのファブリックがマストアイテム。

この章の要点
  • ナチュラルな部屋とは、自然素材と穏やかな色合いで作る心地よい空間のこと
  • 他のスタイルとの違いは、素材の良さを生かすことと色使いにある
  • 木製家具や織物が定番アイテム。植物も欠かせない

2. 人はなぜナチュラルな空間に惹かれるのか?

なぜ多くの人がナチュラルな部屋に魅力を感じるのでしょうか?

その理由として「人間は本能的に自然を求めている」という説があります。

都会で忙しない毎日を過ごす現代人にとって、緑あふれる空間は、心の安らぎをもたらしてくれるのです。

木の温もりに包まれた部屋は、森の中にいるようなリラックス効果があると言われています。

2-1. ナチュラル空間が与えるリラックス効果

実際、木材は湿度を調節してくれる効果があることが知られています。

また、グリーンを置くことで空気がきれいになるだけでなく、癒やしの効果も期待できるでしょう。

ナチュラルな空間は、視覚的にも心理的にも、私たちをリラックスさせてくれるのです。

日々のストレスから解放され、心身ともに健康になれそうな予感がします。

2-2. ミニマリストとナチュラルの共通点

ミニマリストの思想とナチュラルインテリアには、実は共通点があります。

それは自然体でいること。

ミニマリストは物を最小限に減らすことで、自分本来のライフスタイルを大切にします。

ナチュラルインテリアも同様に、飾り過ぎず、素材の良さを生かすことで、飾らない暮らしを実現するのです。

2-3. ナチュラル空間が育む創造性

シンプルな空間であるからこそ、豊かな発想が生まれるのかもしれません。

ナチュラルな部屋は、心を解き放ち、創造性を育んでくれる環境だと言えるでしょう。

アイデアが必要な仕事をしている人や、趣味で作品作りをしている人にもオススメの空間です。

自然に囲まれて過ごせば、柔軟な思考力が養われそうですね。

この章の要点
  • 人は本能的に自然を求めているから、ナチュラル空間に惹かれる
  • ミニマリストの思想とナチュラルの考え方には、自然体でいるという共通点がある
  • ナチュラルな部屋は心をリラックスさせ、創造性を育む環境を作ってくれる

3. ナチュラルな部屋に取り入れたい5つの要素

ここからは、ナチュラルな部屋作りに欠かせない5つの要素をご紹介します。

ナチュラルインテリアを目指す上で、おさえておきたいポイントですので、チェックしてみてくださいね。

これらを意識して取り入れれば、温もり感じる心地よい空間が作れるはずです。

ぜひ参考にして、理想の部屋作りにお役立てください。

3-1. 自然素材

ナチュラルな雰囲気作りには、木や石、土などの自然素材の使用が欠かせません。

フローリングやテーブル、椅子などに木材を取り入れるのはもちろん、レンガやタイルを壁に使うのもオススメ。

素朴な質感が、温かみのある空間を演出してくれます。

カゴバッグやソファのクッションカバーなどのファブリックにも、綿麻素材を選ぶと、統一感が出ますよ。

3-2. グリーン

部屋に植物を飾ることで、一気にナチュラルな雰囲気が高まります。

大きな観葉植物を置くのはもちろん、小さな多肉植物を並べるのもかわいいですね。

グリーンのある暮らしは、部屋に潤いを与えてくれるだけでなく、私たちの心までも癒やしてくれます。

フェイクグリーンを使えば、お手入れいらずで手軽に自然を感じられるのでオススメですよ。

3-3. 柔らかな色合い

ナチュラルな空間づくりには、優しい色使いがポイントになります。

ベースカラーとして、ベージュやアイボリー、ライトグレーなどを使うと、落ち着きのある空間になります。

原色は控えめにし、自然界に存在する色合いを意識するのがコツです。

アースカラーやパステルカラーを上手に取り入れることで、ナチュラルで柔らかな雰囲気が生まれますよ。

3-4. 自然光の活用

日中は自然光をたっぷり取り込み、夜は間接照明を使うことで、ナチュラルな雰囲気を作り出せます。

カーテンは薄手のものを選んだり、ブラインドを使ったりして、光の調節ができるようにしましょう。

朝日や夕日の柔らかな光が差し込む部屋は、最高にリラックスできる空間です。

心地よい光に包まれて、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

3-5. シンプルな装飾

ナチュラルインテリアでは、装飾はシンプルにまとめましょう。

自然素材のオブジェや、ドライフラワーを飾るくらいでちょうどいいバランスになります。

物を増やしすぎず、必要最低限の装飾にとどめることが大切。

シンプルだからこそ、素材の良さが引き立つのです。

この章の要点
  • 木や石など自然素材の使用が、ナチュラルな空間作りのベース
  • グリーンや優しい色合いで、癒しの空間を演出
  • 自然光の活用とシンプルな装飾で、心地よさと統一感を出す

4. ナチュラル部屋作り6つのアイディア

次に、ナチュラルな雰囲気を出すための具体的なアイディアを6つご紹介します。

どれも簡単に真似できるテクニックですので、ぜひ試してみてください。

自分なりのアレンジを加えれば、オリジナルのナチュラル空間が作れるはずですよ。

ミニマルな発想を取り入れつつ、温もりあふれる部屋作りを楽しんでいきましょう。

4-1. 床は無垢材かフロアタイルで

ナチュラルな部屋作りの基本は、床材選びから。

木のぬくもりを感じられる無垢材の床は、ナチュラルインテリアにぴったりです。

コストを抑えたいなら、風合い豊かなフロアタイルを使うのもおすすめ。

床暖房との相性もいいので、あたたかみのある空間が叶います。

4-2. 壁は漆喰かエコクロスを

ホワイトカラーの壁が基本ですが、漆喰を使えば、より自然な質感が得られます。

湿度を調節してくれるメリットもあるんですよ。

新築でなくても、エコクロスなどの塗り壁風の壁紙を使えば、ナチュラルな雰囲気を演出できます。

アクセントクロスを使って、メリハリをつけるのもおしゃれ。

4-3. カーテンは麻や綿麻を選ぶ

カーテンは、麻や綿麻素材を選ぶのがおすすめ。

軽やかな質感と優しい光の差し込み方が、ナチュラルな雰囲気にぴったりなんです。

遮光カーテンの下に、レースカーテンを重ねるのもおしゃれですよ。

開放感があって、ふんわりとした印象になります。

4-4. 照明は間接照明で優しく

照明は、間接照明を使って、やわらかな光で部屋を包み込むようにします。

フロアライトやテーブルライトを使えば、ゆったりとしたリラックス空間に。

オススメは、ラタンやウッド調のライト。

自然素材のランプシェードからこぼれる光は、まさにナチュラルそのものです。

4-5. 観葉植物でグリーンを飾る

大きめの観葉植物を、部屋のポイントに飾るのがおすすめ。

リビングのソファ横やダイニングテーブル脇など、空いたスペースを有効活用しましょう。

オススメの植物は、フィカス・ベンジャミナやパキラ、モンステラ。

存在感があるので、ナチュラルな印象を高めてくれます。

4-6. ウッドデッキやベランダでアウトドア感を

お家の中だけでなく、ウッドデッキやベランダもナチュラルに仕上げるとオシャレ。

ガーデンファニチャーを置いたり、ハンギングプランターでグリーンを飾ったりするだけで、外でくつろげる空間の完成です。

晴れた日は、外で読書やティータイムを楽しむのもおすすめ。

日光浴とグリーンに囲まれて、最高にリラックスできますよ。

この章の要点
  • 床は無垢材やフロアタイル、壁は漆喰やエコクロスで自然な質感を出す
  • 麻や綿麻のカーテンで優しい雰囲気に。間接照明で柔らかな光を
  • 観葉植物やウッドデッキを取り入れ、グリーンやアウトドア感をプラス

5. ナチュラルな雰囲気を壊さないための4つのルール

ナチュラルな部屋作りには、いくつかのルールがあります。

部屋全体の雰囲気を壊さないように、この4つのポイントは意識してくださいね。

ルールを守れば、統一感のあるナチュラルな空間が保てるはずです。

ぜひ参考にしながら、自分好みのインテリアを目指していきましょう。

5-1. 色使いはシンプルに

ナチュラルな空間づくりで重要なのは、色使いのシンプルさ。

ベースカラーを1〜2色に抑え、アクセントカラーを1色足す、というのが鉄則です。

色数が多すぎると、まとまりのない印象になってしまうので注意しましょう。

色の組み合わせ方で雰囲気はガラリと変わるので、色選びは慎重に。

5-2. 家具はミニマルに

ナチュラルな部屋にはミニマリストの考え方がよく合います。

家具は必要最低限に抑え、スペースに余裕を持たせることが大切。

モノが多すぎると、自然素材の良さが引き立たなくなってしまいます。

ひとつひとつのアイテムにこだわり、厳選したものだけを置くようにしましょう。

5-3. 装飾はナチュラルテイストで

お部屋の装飾は、ナチュラルテイストに合うものを選ぶのがポイント。

海や山でみつけた石や貝殻、流木などを飾るのもおすすめです。

自然のものをそのまま生かした装飾は、リラックス効果も抜群。

手作りのクラフトアイテムなども、温かみがあってぴったりですよ。

5-4. 季節を感じるアイテムを

季節ごとに花や植物を変えたり、クッションカバーを変えたりするのもおすすめ。

春はチューリップ、夏はグリーン、秋はドライフラワー、冬はコニファーなどを飾ってみては。

心地よい季節の移ろいを感じられる空間は、居心地も抜群です。

ナチュラルな暮らしの中に、四季折々の表情を取り入れてみてください。

この章の要点
  • 色使いはシンプルに。ベースカラー1〜2色+アクセントカラー1色が◎
  • 家具は必要最小限に厳選。ミニマリストの考え方を取り入れる
  • 自然素材を活かした装飾を。季節感のあるアイテムで移ろいを楽しむ

6. ナチュラルすぎない部屋作りの3つのコツ

ここまで、ナチュラルな部屋作りのポイントをお伝えしてきましたが、実はナチュラルインテリアには落とし穴もあるんです。

それは、「ナチュラルにしすぎてしまうこと」。

木や石、グリーンなどをたくさん使いすぎると、部屋が野暮ったい印象になったり、生活感が出すぎてしまったりするんですよね。

ここでは、ナチュラルすぎない、バランスの取れた部屋作りの3つのコツをお教えします。

6-1. モダンな要素をプラスする

ナチュラルスタイルに、シャープでモダンな要素を組み合わせるのがおすすめ。

たとえば、ウッドの家具と、スチールやガラス素材のアイテムを合わせるだけで、こなれた印象になります。

観葉植物を飾る鉢も、シンプルなホワイトのものを選ぶと、洗練された雰囲気に。

全体の5割をナチュラル、5割をモダンにするイメージで、バランスを取りましょう。

6-2. ヴィンテージ感をプラスする

ナチュラルテイストにヴィンテージ感をプラスするのも素敵。

古材を使ったテーブルや、アンティークの小物を飾ると、味わい深い空間になります。

ブロカントな雑貨やポスターなども、自然素材との相性は抜群。

新しいものと古いものを組み合わせることで、ナチュラルな中にも奥行きが生まれるんです。

6-3. 遊び心をプラスする

かっちりしすぎないのがナチュラルスタイルの魅力。

カラフルなクッションをソファに並べたり、ユニークなオブジェを飾ったりして、遊び心を取り入れるのもおすすめです。

子供の描いた絵を壁に貼るのもいいアイディア。

ナチュラルな中にも、自分らしい個性を感じられるお部屋作りを目指してみてくださいね。

この章の要点
  • ナチュラル5割、モダン5割の割合でバランスを取るのが◎
  • ヴィンテージ感をプラスして、奥行きのある空間に
  • 遊び心や個性を取り入れて、かっちりしすぎないのがコツ

7. ナチュラルな部屋で暮らす5つのメリット

最後に、ナチュラルな部屋で暮らすメリットを5つご紹介します。

ナチュラルインテリアは、見た目が素敵なだけでなく、暮らしに様々な良い影響を与えてくれるんです。

ぜひ参考にしていただき、快適でここちよい暮らしを手に入れてくださいね。

あなたが理想とする、心地いい部屋作りができますように。

7-1. リラックス効果が高まる

木や植物に囲まれた空間は、心身をリラックスさせる効果があります。

ストレスが軽減されて、心が穏やかになるんです。

仕事や家事で疲れた時も、ナチュラルな部屋でゆっくりと過ごせば、心が癒やされるでしょう。

自然の中にいるような心地よさを、お家の中で感じられるのは嬉しいですよね。

7-2. 空気がきれいになる

部屋に観葉植物を置くと、空気がきれいになるんです。

植物には、空気中の二酸化炭素を吸収し、酸素を放出してくれる働きがあります。

また、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着する効果も。

リビングやベッドルームに観葉植物を置いて、健康的な空気を手に入れましょう。

7-3. 季節を感じられる

ナチュラルな部屋は、四季折々の移ろいを感じられるのも魅力。

春に花を飾り、夏は爽やかなグリーンを楽しみ、秋はドライフラワーを飾り、冬はあたたかみのあるファブリックに包まれる。

自然のサイクルに寄り添って、季節を感じながら暮らせるのは素敵ですよね。

おうち時間が豊かになること間違いなし。

7-4. 子育てにいい影響がある

ナチュラルな空間は、子育てにもいい影響を与えます。

自然の中で過ごすことで、子供の感受性が豊かになったり、想像力が育まれたりするんです。

リビングに集まって家族団らんを楽しんだり、お昼寝やおやつタイムを過ごしたり。

ほっこりと心が和む時間は、子供の心の成長にとってかけがえのないものになるはず。

7-5. 暮らしがシンプルになる

ナチュラルな部屋作りは、暮らしをシンプルにしてくれる効果も。

ミニマリストの考え方を取り入れ、モノを厳選することで、身の回りがすっきりと片付きます。

掃除や片付けがラクになるだけでなく、必要なモノだけに囲まれてシンプルに暮らせるのは、心の豊かさにもつながります。

ナチュラルな空間は、そんなミニマルで心地いい暮らしを叶えてくれる、最高の味方なのです。

この章の要点
  • ナチュラルな空間はリラックス効果が高く、心身の健康に◎
  • 観葉植物で空気がきれいに。季節の移ろいも感じられる
  • 子供の感性を育み、シンプルで心豊かな暮らしを叶えてくれる

まとめ

いかがでしたか?

ナチュラルな部屋作りのコツについて、ミニマリストの視点からご紹介しました。

シンプルな色使いと、天然素材を上手に取り入れることが、ナチュラルな空間づくりの基本。

そこに、モダンやヴィンテージ、遊び心をプラスすることで、おしゃれで心地よい部屋に仕上がります。

ナチュラルな空間には、心をリラックスさせ、豊かな時間を過ごせる魔法がつまっているんです。

あなたも理想のお部屋作りを楽しんでみてくださいね。