【後悔】田舎暮らしは最悪?デメリットしかないと言われる理由とは?【地方移住】

【後悔】田舎暮らしは最悪?デメリットしかないと言われる理由とは?【地方移住】

田舎暮らしに憧れるけど、実際どうなんだろう?

そんな疑問を持つ人も多いでしょう。

「田舎暮らしは理想の生活」

そう思って移住したものの、現実は厳しいという声をよく耳にします。

自然に囲まれのんびり過ごせると期待して始めた田舎暮らしが、なぜ後悔につながってしまうのでしょうか。

この記事では、離島移住経験者の視点から、田舎暮らしのデメリットについて詳しく解説します。

移住後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、この機会に理解を深めましょう。

1.生活インフラの不便さに悩まされる

田舎暮らしの最大のデメリットは、生活インフラの不便さ。

スーパーやコンビニが近くにない、公共交通機関が不便など、日常生活に支障をきたすことが多いのです。

1-1.買い物難民になりがち

田舎では大型スーパーやドラッグストアが遠方にしかないため、日用品や食料品の買い出しが一苦労。

車で30分以上かけて買い物に行くなんてことも。

必要なものがすぐに手に入らないストレスは想像以上に大きい。

1-2.交通の便が悪く移動が大変

電車やバスなどの公共交通機関が発達していない田舎では、マイカーは必須アイテム。

ガソリン代や駐車場代、車検などの維持費もバカになりません。

免許を持っていない人や運転が苦手な人にとっては、移動手段の確保が悩みの種。

1-3.医療機関へのアクセスが悪い

田舎には大きな病院が少なく、専門医を受診するには遠出が必要なことも。

救急車を呼んでも到着に時間がかかるため、急病やケガの際には不安が募ります。

初期対応の遅れが最悪の事態を招くことも。

高齢者にとって医療面でのリスクは深刻な問題。

この章の要点
  • 大型店舗が遠くて日用品の購入が不便
  • 公共交通機関が乏しく移動が大変
  • 医療機関へのアクセスが悪い

2.人間関係の難しさに直面する

田舎特有の人間関係のしがらみに、多くの移住者が戸惑います。

狭い地域社会で暮らすには、地元の人々とうまくやっていくスキルが求められるのです。

2-1.排他的な村社会の壁

昔ながらの村社会が残る田舎では、よそ者を快く受け入れない雰囲気があります。

地域の行事やルールについていけず、輪に加われないことも。

閉鎖的な人間関係に疲れ果て、孤立感を抱く移住者は少なくありません。

2-2.プライバシーが守られにくい

「あの人は毎日何時に出勤して何時に帰宅する」

「隣の家は夕飯に何を食べていた」など、田舎ではプライベートなことまで筒抜け。

消防団や町内会などの地域活動も、断りづらいのが悩みのタネ。

息苦しさを感じて、田舎暮らしを後悔する人が後を絶ちません。

2-3.出身地や学歴による差別

「田舎者は偏見に満ちている」と言われるように、出身地や学歴、職業による差別意識が根強く残る地域も。

「東京から来たお坊ちゃんには荷が重い」と仕事を任せてもらえなかったり、「あそこの家の嫁は短大卒だから」と陰口を叩かれるなど理不尽な扱いを受け、心が傷つくケースがあります。

この章の要点
  • 排他的な村社会に馴染めない
  • プライバシーが守られず息苦しい
  • 出身地や学歴による差別意識がある

3.自然の脅威と隣り合わせ

自然豊かな田舎暮らしは魅力的ですが、その反面、自然災害のリスクが高いのも事実。

日本は地震、台風、豪雨など自然の驚異と隣り合わせ。

田舎では、その脅威がより身近に感じられます。

3-1.野生動物による被害が多い

イノシシ、シカ、サルなどの野生動物が出没し、農作物を荒らす被害が後を絶ちません。

庭に植えた野菜を一晩でツマミ食いされたり、子供の通学路に熊が現れて大騒ぎになるなんてことも。

移住者も自然の驚異と日々向き合わなくてはなりません。

3-2.自然災害のリスクが高い

地震、津波、土砂崩れ、洪水など、甚大な被害をもたらす自然災害のリスクは田舎の方が高い傾向にあります。

一方で、防災インフラや避難施設の整備は都会に比べ遅れがち。

いざという時の備えを自分でしておく必要があります。

3-3.虫との戦い

蚊、ブヨ、ダニなど田舎の虫は都会とはレベルが違います。

刺されると跡が腫れ上がり、痒みに悩まされること必至。

スズメバチに襲われるなど命に関わる危険も。

私が離島で借りた家の中には、アリ、ゴキブリ、クモ、ムカデ、ゲジゲジなど様々な虫が現れました。

この章の要点
  • 野生動物による農作物被害が多い
  • 自然災害のリスクが高い
  • 虫に悩まされる

4.娯楽が少なく退屈する

都会のようにレジャー施設や娯楽スポットが充実している田舎はまれ。

日常生活に刺激や楽しみが少ないことに、退屈を感じてしまう人も。

好奇心旺盛は人にとっては、これが1番のストレスになるかもしれません。

4-1.遊ぶ場所がない

田舎にはショッピングモールもカラオケボックスもありません。

映画を見たり、ボーリングを楽しむには遠出が必要。

行楽地や観光スポットも乏しく、休日は家にこもりがちに。

退屈しのぎに酒浸りになる人も少なくないのです。

4-2.友人知人が少ない

都会に比べて人口が少ない田舎では、友人や知人との交流の機会に恵まれません。

共通の趣味を持つ仲間もなかなか見つからず、趣味を楽しむためのサークルやスポーツクラブも選択肢が限られます。

新しい出会いを求めて、わざわざ遠方まで出かけなければならないのです。

4-3.子供の教育環境に不安

子育て世代にとって、田舎の教育環境は不安が尽きません。

学校の選択肢が少なく、進学塾や習い事の教室もわずか。

市町村合併で統廃合が進み、スクールバスに乗って遠方の学校に通うなんてことも。

子供の可能性を狭めてしまうのでは、と悩む親御さんの気持ちはよく分かります。

私が移住した離島には小中学校(小学と中学が1つの同じ建物)が1校、高校はありません。

その島の令和5年度の生徒数は、小学生が6人、中学生が2人です。

この章の要点
  • レジャー施設や娯楽スポットが乏しい
  • 友人知人との交流機会が少ない
  • 学校や習い事の選択肢が限られる

5.経済面での不安が大きい

働く場所が少ない、収入が安定しないなど、田舎暮らしは経済面での不安が付きもの。

リタイア後の年金生活なら何とかなるけれど、現役世代にとっては深刻な問題。

特に移住して新しく仕事を見つけるのは一苦労です。

5-1.安定した仕事が見つからない

田舎の求人は選択肢が限られ、雇用のミスマッチが起こりがち。

自分のスキルを活かせる仕事に就けず、キャリアチェンジを迫られるケースも。

新天地で仕事を見つけるには、度胸と覚悟が必要不可欠。

5-2.低賃金で生活が苦しい

都会に比べて賃金水準が低いのは田舎の常。

ワーキングプアに陥る危険性は都会より高いのです。

共働きでないと生活が成り立たないと嘆く声をよく聞きます。

5-3.副業の選択肢が少ない

本業だけでは生活が苦しいなら、副業で収入を補うのが得策。

しかし田舎では副業の選択肢が限られます。

人口が少ないので需要そのものが小さく、個人事業主として成功するのはなかなか難しい。

この章の要点
  • スキルを活かせる仕事に就きにくい
  • 賃金水準が低く生活に余裕がない
  • 副業の選択肢も少ない

6.きめ細かいサービスが受けられない

人口や商業施設が少ない田舎では、都会のようなきめ細かいサービスは期待できません。

不便を感じる場面が多々あるでしょう。

特に女性は美容院、ネイルサロン、エステなどの選択肢が少なく、身だしなみに悩むかも。

6-1.外食産業の不足

田舎にはファミレスやファストフード店が少なく、24時間営業の飲食店を見つけるのは至難の業。

深夜にふと食べたくなったラーメンを我慢したり、うっかり買い物を忘れて、仕方なく冷蔵庫の残り物で夕食を済ませる羽目に。

料理好きなら問題ないかもしれませんが、疲れている時などは不便この上ないですよね。

6-2.流行を体感できない

東京を中心に巻き起こる最新トレンドの波は、田舎まで中々届きません。

ファッションや音楽、グルメなど、時代の最先端を体感できないもどかしさを感じます。

流行に敏感な人にとっては、致命的なストレス要因になるかも。

6-3.専門的なサービスが受けられない

法律相談、高度な医療、専門的な教育など、田舎では専門性の高いサービスを受けるのが難しい現状があります。

必要に応じて都会まで出向くことを迫られ、時間もお金も浪費することに。

充実した生活を維持するのに苦労するかも。

この章の要点
  • 外食産業の不足で選択肢が限られる
  • 最新トレンドを追いにくい
  • 専門性の高いサービスが受けられない

まとめ

いかがでしたか?
田舎暮らしのデメリットについて理解を深めていただけたでしょうか。

自然の中でのんびり暮らすことに憧れを抱く人は多いですが、思い描いていた生活と現実とのギャップに苦しむことも。

田舎への移住は、メリットだけでなくデメリットもよく理解したうえで、慎重に判断する必要があります。

それでもあなたは田舎暮らしに憧れますか?