アルゼンチンの世界遺産・ウマワーカ

【日本から個人で】ウマワーカへの行き方【アルゼンチンの世界遺産】

ウマワーカとは?


アルゼンチン最北部、フフイ州にあるウマワーカ渓谷は、パラグアイ川の支流のひとつであるリオ・グランデの河川の浸食によって形成された渓谷で、南北約155㎞にわたって広がっている。

1万年以上前から先住民の重要な交易ルートとなっていたこの地には、プレ・インカ時代やスペイン植民地時代の歴史的建造物や遺跡が多く残されている。
これらの遺跡と美しい景観の渓谷は“ケブラーダ・デ・ウマワーカ”として2003年に世界遺産に登録された。


アルゼンチンの世界遺産:ウマワーカ

どこに向かえばいいの?


ケブラーダ・デ・ウマワーカ観光の拠点はサルタとサン・サルバドール・デ・フフイという町。
サン・サルバドール・デ・フフイの方が渓谷に近いが、サルタの方が大きな町で旅行会社やホテルも多いため、ツアーに参加して観光するならサルタに滞在するのが一般的。

サルタと比べると数は少ないが、サン・サルバドール・デ・フフイにもホテルはあり、ツアーも出ている。
また、ウマワーカ渓谷の各町への路線バスのほとんどは、サン・サルバドール・デ・フフイから発着する。
個人で渓谷の各町をゆっくり観光するなら、サン・サルバドール・デ・フフイに滞在するのがいいでしょう。


アルゼンチンの世界遺産:ウマワーカ

アクセス:日本からの行き方


現在、日本からアルゼンチンへの直行便はなく、アメリカのダラス、ヒューストン、アトランタ、ニューヨークなどを経由してブエノス・アイレス郊外のエセイサ国際空港に向かうのが一般的で、大抵のフライトは日本を夕方に出発し、翌日の早朝にアルゼンチンに到着する。

経由地や航空会社によるが、所要時間は乗り継ぎ込みで26〜32時間ほど。
その他では、ヨーロッパや中近東の主要都市、シンガポール経由のフライトもある。

また、アメリカ経由でアルゼンチンへ向かうには、事前にESTAの取得が必要。
ESTAに関しての詳細はこちら。
アメリカへの入国とESTA申請・取得方法

空港からブエノス・アイレス市内への移動について


ブエノス・アイレスには国際線が発着するエセイサ国際空港と、国内線が発着するホルヘ・ニューベリー空港のふたつがある。

エセイサ国際空港はブエノス・アイレス市内の南約35㎞にあり、市内や市内近郊にあるホルヘ・ニューベリー空港へは、空港タクシー、レミース、空港バス、コレクティーボのどれかで向かう。
空港から市内へはコレクティーボは所要約2時間、その他は所要40〜60分前後。

空港タクシー

空港到着ロビーにある受付カウンターで行き先を告げ、事前に料金を支払うシステムになっていて、市内やホルヘ・ニューベリー空港まで$450前後。
支払いを済ませレシートを受け取り、待機しているタクシーまで係員が誘導してくれる。

市内や空港の外で待機している普通のタクシーは日本のようにメーター制で、こちらを利用して市内まで行くことも出来るが、高くつく場合もあるので空港タクシーがオススメ。
空港タクシーは白い車体で、普通のタクシーは黒い車体で屋根が黄色。

空港タクシー会社公式サイトはこちら。
Taxi Ezeiza

レミース

日本のハイヤーのようなもので、料金はタクシーより高いが車両が大きく快適で、前払い制なのでぼったくられることもない。
市内やホルヘ・ニューベリー空港まで$540前後で、空港の各社カウンターで行き先を告げて料金を支払う。
レミースは空港以外でも利用でき、レストランやホテルなどでも呼んでもらえる。

空港バス

Tienda Leon社が市内バスターミナル行きを運行しており、利用申し込みは空港Aターミナル到着ゲートにある窓口で行う。
市内までは$140、ホルヘ・ニューベリー空港までは$150。

市内バスターミナルの場所は、レティーロ駅(Estacion Retiro)南側の、大きな英国塔が建つアルゼンチン空軍広場のすぐそば。

バス会社公式サイトはこちら。
Tienda Leon

コレクティーボ(市バス)

空港Aターミナルを出て100mほど直進し、突き当りを左折した所に乗り場がある。
バスの正面に大きく数字で路線番号が書かれていて、市内行きはNo.8のバス。
乗車の際に運転手に行き先を告げ、運転席横の券売機にお金を入れて切符を取る。

料金は$10で、紙幣は使えないので硬貨を用意しておく必要がある。
降りる際は日本のバスのようにボタンを押して知らせる。


アルゼンチンの世界遺産:ウマワーカ

ブエノス・アイレス市内からサルタとサン・サルバドール・デ・フフイへの移動について


長距離バスの場合

長距離バスターミナルは3階建てで、レティーロ駅(Estacion Retiro)の北側にある。
2階の案内所で目的地への便を運行しているバス会社とカウンター番号を聞き、3階の各バス会社のカウンターでチケットを購入する。

サルタへは所要20〜22時間で$1100前後、サン・サルバドール・デ・フフイへは所要20〜24時間で$1200。

バス会社公式サイトはこちら。
La Veloz del Norte
El Rapido
Flecha Bus

国内線のフライトの場合

ホルヘ・ニューベリー空港からアルゼンチン各地へフライトがあり、サルタとサン・サルバドール・デ・フフイへは共に所要2時間ほど。

サルタのマルティン・ミゲル・デ・グエメス空港から市内中心部へは約12㎞あり、タクシーやレミース、またはコレクティーボで所要20〜30分ほど。
コレクティーボ乗り場は空港の建物をでて直進し、空港の敷地を出た所にある。

サン・サルバドール・デ・フフイのオラシオ・グスマン空港から市内中心部へは約27㎞あり、飛行機の発着時間に合わせて運行しているミニバスかタクシーで移動する。

通貨と言語とビザについて

通貨はアルゼンンチン・ペソ(Argentina Peso)で記号は$、補助通貨はセンターボ(Centavo)で記号は¢。

公用語はスペイン語だが、観光地にある旅行者向けのホテルやレストランでは英語が通じる所もある。
また、日本人の観光目的でのアルゼンチンへの入国は、3ヶ月以内であればビザは不要。

この世界遺産に関する詳細はこちら
ケブラーダ・デ・ウマワーカ:観光・旅行情報まとめ

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