スリランカの世界遺産・キャンディ

【日本から個人で】キャンディへの行き方【スリランカの世界遺産】

キャンディの歴史とは?

スリランカ中央部には、カルチュラル・トライアングル(文化三角地帯)とよばれる地域があります。
そんな文化三角地帯の南の一角をなす町が、シンハラ王朝最後の都として繁栄したキャンディです。

敬虔な仏教徒のスリランカ人に愛される町キャンディは「スリランカで最もスリランカらしい町」と言われています。
その価値が認められて、町全体が「聖地キャンディ」として1988年に世界遺産に登録されました。

キャンディの歴史についてはこの記事に詳しく書きました


スリランカの世界遺産:キャンディ

キャンディはどんな町?


キャンディは小さな町で、中心部だけなら1日あれば十分に見て回れるほどの広さ。
キャンディ駅から北に真っ直ぐに延びる道がステーション・ロードと呼ばれる道で、この道を500mほど進むと時計塔がある所で、キャンディのメインストリートであるダラダ・ウィディーヤと交わる。

キャンディのバスターミナルは行き先によっていくつかに分かれているが、メイン・バスターミナル以外はキャンディ・マーケットの周辺に集まっている。

ステーション・ロードを進むと、右側に2階建ての白い建物が見えてくるが、これがキャンディ・マーケットで、このマーケットの手前、東側、北側にそれぞれバスターミナルがある。

  • キャンディ・マーケット東側のバスターミナル
    ここからはペーラーデニヤなど比較的近い町へのバスが発着している。
  • キャンディ・マーケット北側のバスターミナル
    ここからはマータレーなど近郊の町へのバスが発着している。
  • キャンディ・マーケット手前のバスターミナル
    ここからはコロンボ行きのインターシティのバスが発着している。
    インターシティとは主要な都市にしか停車しないバスで、エアコンも付いていて快適だが、料金はその他のバスの約2倍する。
  • メイン・バスターミナル
    キャンディ駅の西側に位置し、ここからはダンブッラ、アヌラーダプラ、キャーガッラ、バドゥッラ、ヌワラ・エリア、バンダラナイケ国際空港などへのバスが発着している。
    また、コロンボ行きもインターシティ以外のバスはここから発着している。

スリランカの世界遺産:キャンディ

アクセス:日本からスリランカへの行き方

スリランカ航空の直行便が成田空港から出ており、バンダラナイケ国際空港(CMB)まで所要約9時間。
他にも各社から香港、バンコク、ソウル、シンガポール、クアラルンプール経由スリランカ行きがあります。

空港からコロンボ市内は離れている?

バンダラナイケ国際空港からコロンボ市内へは約32㎞あり、移動はバスかタクシーを利用します。
ホテルに頼めば空港まで迎えに来てくれる場合もあるので、予約した際に確認しておくといいでしょう。

このコロンボ市内から各地への鉄道やバスが出ています。

バンダラナイケ国際空港からコロンボ市内への移動手段

コロンボ市内へはバスかタクシーを利用して移動します。
移動方法についてはこの記事に詳しく書きました

コロンボ市内からキャンディへの移動手段

バス

スリランカのバスは国営バスと民営バスの2種類があるが、路線も料金もあまり変わらない。
乗り場はペター地区(Pettah・Colombo11)のセントラル・バスターミナルとその周辺。

国営バスはSLTBバスやCTBバスと呼ばれ、真っ赤な車体が目印。
また、国営バスのほとんどはエアコンが付いていない。

民営バスにはさらにノーマルバスとインターシティバスの2種類がある。
ノーマルバスは国営バスとあまり違いはないが、ルート上であれば停留所がない所でも降りることができるという利点がある。
しかし、その分停車回数が多くなるので、予定より時間がかかってしまうことがある。

インターシティバスは主要な都市にしか停車しないバスで、エアコンも付いている。
全席埋まったら出発となるので、混み合うこともあまりなく、停車回数も少ないので移動時間も短く便利だが、料金は国営バスやノーマルバスの約2倍となる。
キャンディまでは所要3〜4時間で、ノーマルバスの料金はRs.140ほど。

鉄道

コロンボ市内の中心部にあるコロンボ・フォート駅を起点に、各地へ路線が延びている。
各駅停車の普通列車と、主要都市の駅のみ停車するインターシティ(特急)がある。
各列車の車両は1等〜3等に分かれており、各等級によって車両の座席や料金が異なる。

小さい町の駅は切符売り場の窓口が1つしか無いが、コロンボ・フォート駅の切符売り場は、行き先と車両の等級ごとに窓口が分かれている。
また、インターシティと一部普通列車の1等は45日前から予約できる。

コロンボ・フォート駅からキャンディまで所要2時間30分〜3時間30分で、料金はRs.100〜800ほど。
料金は普通列車の3等が最も安く、インターシティの1等が最も高い。

スリランカ政府の鉄道公式サイトはこちら。
Sri Lanka Railway

ラグジュアリー列車

ラグジュアリー列車の運行停止について

2019年2月現在、ラグジュアリー列車は停止中で、再開のメドはたっていません。

運行が停止したのは、

  1. エキスポ・レイル(Exeo Rail)
  2. ラジャダニ・エクスプレス(Rajadhani Express)

この2社で、現在ラグジュアリー列車を運行している会社はありません。

政府の列車に自社の車両を連結する形で運行していましたが、契約更新が合意に至らなかったようです。

コロンボから国内線を利用する


シナモン・エアー社が、コロンボのバンダラナイケ国際空港から各地への国内線を運航しており、キャンディ行きの便も出ている。

料金はキャンディまでUS$170、時間は所要30〜60分ほど。
この他にもヘリツアーズ社やフィッツ・エアー社が、ヘリやチャーター機などで国内線を運航している。

各公式サイトはこちら。
シナモン・エアー Cinnamon Air
ヘリツアーズ Helitours
フィッツ・エアー Fits Air

通貨と言語とビザについて


スリランカの通貨はスリランカ・ルピー(Rs)と補助通貨のスリランカ・セント(Cts)で、公用語はシンハラ語とタミル語だが、英語を理解する人が多く、観光地ではかなり英語が通じる。
また、スリランカへの入国にはETA(ビザ)が必要。

ビザ(ETA)に関しての詳細はこちら
スリランカへの入国とETA(ビザ)申請・取得と滞在期間延長方法

この世界遺産に関する詳細はこちら
聖地キャンディ:観光・旅行情報まとめ

気候に関してはこちら
スリランカの気候と観光・旅行のベストシーズン

基本情報はこちら
スリランカの基本情報-時差、言語、人口、宗教、首都、飲料水など

スリランカの言語に関してはこちら
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地方移住生活というサイトもやっています。
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