誰でも行ける?世界遺産ポロンナルワへの行き方!

ポロンナルワとは?


スリランカ中央部には、カルチュラル・トライアングル(文化三角地帯)とよばれる地域がある。
カルチュラル・トライアングルとは、アヌラーダプラ、ポロンナルワ、キャンディという三都市を線で結んだ三角形の内側の地域のことで、そんな文化三角地帯の東の一角を成す町が、かつて仏教都市として栄華を極めたポロンナルワである。

南インドのチョーラ王朝の侵略によって、首都アヌラーダプラを追われたシンハラ王朝は、11世紀前半にやむなく首都をポロンナルワに移した。
当時のシンハラの王であるウィジャヤバーフ1世は、ポロンナルワで新たな首都の建設に努め、同時に仏教の普及にも力を注ぐと、1070年にはチョーラ王朝を追放した。

その後、ウィジャヤバーフ1世の孫であるパラークラマ・バーフ1世が12世紀に王位を継ぐと、ポロンナルワはさらに発達し、各地から仏教僧が訪れる仏教都市として繁栄した。
しかし、13世紀に再び南インドの侵略を受けると、シンハラ王朝は徐々に後退し、ポロンナルワは廃都となって放棄され、ジャングルの中に埋もれて忘れ去られていった。

再び日の目を見るのは、19~20世紀に遺跡の発掘が始まってからのことで、シンハラ王朝時代の遺跡が数多く残るかつての首都は、1982年に“古代都市ポロンナルワ”として世界遺産に登録された。

ポロンナルワはどんな町?


ポロンナルワは、遺跡群が最も多く残る旧市街(Old Town)、そこから3㎞ほど南にある新市街(New Town)、そして旧市街の4㎞ほど東にあるカドゥルウェラ(Kaduluwela)の3つのエリアに分かれている。

町全体が遺跡地区(ポロンナルワ保護区)となっている旧市街の中心部には、城壁で囲まれたクワドラングル(Quadrangle)という場所があり、城壁内には11の遺跡が残されていて、周辺にも遺跡が点在している。

カドゥルウェラには、ポロンナルワのメイン・バスターミナルや鉄道駅があり、ここから旧市街に向かって1㎞ほどのエリアが繁華街で、この辺りは旧市街よりも人々で賑わっている。
また、カドゥルウェラと旧市街の間は頻繁にバスが行き来しており、この間を5分ほどで結んでいる。

遺跡地区への入場チケットは?


クワドラングルの南西にあるポロンナルワ博物館は、この辺りで発掘された出土品、遺跡の復元模型などが展示されており、遺跡地区のチケットオフィスも兼ねている。
チケットオフィスの営業時間は7:00~17:00で、ここでチケットを購入して遺跡地区に入場する。
チケットは購入当日のみ有効で料金はUS$25(約Rs.3300)で、支払いはドルかルピーどちらでも可能。

ただし、ルピーでの支払いの際は為替によって料金が変動するため注意が必要。
博物館の営業時間は7:30~17:00で、遺跡地区のチケットを持っていれば入場無料。
遺跡地区の入場ゲートはクワドラングルの南側にある。

日本からのアクセスと行き方


スリランカ航空の直行便が成田空港から出ており、バンダラナイケ国際空港(CMB)まで所要約9時間。
この他にも各社からバンコク、ソウル、シンガポール、クアラルンプール、香港などを経由してスリランカへと向かう便が出ている。

バンダラナイケ国際空港からコロンボ市内へは約32㎞あり、移動はタクシーかバスを利用する。
ほとんどのホテルでは頼めば空港まで迎えに来てくれるので、予約した際に確認しておくといいでしょう。
このコロンボ市内から各地への鉄道やバスが出ている。

バンダラナイケ国際空港からコロンボ市内への移動手段


タクシー

到着ロビーにタクシーカウンターがあり、料金を支払うとスタッフがタクシーまで案内してくれる。
料金は行き先によって予め決められている。
コロンボ市内までは所要40~50分で、料金はRs.2300~3000。
タクシーはエアコン付きとエアコンなしがあり、エアコン付きの方が若干料金が高い。

バス

高速道路を走るエアポートバスと、一般道路を走るローカルバスがある。
エアポートバスはコロンボまで所要約40~50分で、料金はRs.130ほど。
ローカルバスはコロンボまで所要約90~120分で、料金はRs.50~100ほど。
バス乗り場は空港を出て左に進んだ所にある。
空港公式サイトはこちら。
バンダラナイケ国際空港
空港到着ロビーマップ
空港出発ロビーマップ

コロンボ市内からポロンナルワへの移動手段


バス

スリランカのバスは国営バスと民営バスの2種類があるが、路線も料金もあまり変わらない。
乗り場はペター地区(Pettah・Colombo11)のセントラル・バスターミナルとその周辺。
国営バスはSLTBバスやCTBバスと呼ばれ、真っ赤な車体が目印。
また、国営バスのほとんどはエアコンが付いていない。

民営バスにはさらにノーマルバスとインターシティバスの2種類がある。
ノーマルバスは国営バスとあまり違いはないが、ルート上であれば停留所がない所でも降りることができるという利点がある。
しかし、その分停車回数が多くなるので、予定より時間がかかってしまうことがある。

インターシティバスは主要な都市にしか停車しないバスで、エアコンも付いている。
全席埋まったら出発となるので、混み合うこともあまりなく、停車回数も少ないので移動時間も短く便利だが、料金は国営バスやノーマルバスの約2倍となる。

ポロンナルワまでは所要5~6時間で、ノーマルバスの料金はRs.230ほど。
キャンディまでは所要3~4時間で、ノーマルバスの料金はRs.140ほど。
また、現在ポロンナルワ行きのインターシティは出ていない。

鉄道

コロンボ市内の中心部にあるコロンボ・フォート駅を起点に、各地へ路線が延びている。
各駅停車の普通列車と、主要都市の駅のみ停車するインターシティ(特急)がある。
各列車の車両は1等〜3等に分かれており、各等級によって車両の座席や料金が異なる。

小さい町の駅は切符売り場の窓口が1つしか無いが、コロンボ・フォート駅の切符売り場は、行き先と車両の等級ごとに窓口が分かれている。
また、インターシティと一部普通列車の1等は45日前から予約できる。

コロンボ・フォート駅からポロンナルワまで所要約6時間30分で、料金はRs.250~420ほど。
コロンボ・フォート駅からキャンディまで所要2時間30分~3時間30分で、料金はRs.100~800ほど。

料金は普通列車の3等が最も安く、インターシティの1等が最も高い。
また、現在ポロンナルワ行きのインターシティは出ていない。
スリランカ政府の鉄道公式サイトはこちら。
Sri Lanka Railway

ラグジュアリー列車

普通の鉄道は全て政府によって運営されているが、ラグジュアリー列車はスリランカの旅行会社によって運営されている列車で、政府が運営する鉄道のインターシティに、自社で改装した車両を1両つなげて運行している。

運営しているのはエキスポ・レイル社とラジャダニ・エクスプレス社の2社。
広々としたリクライニングシート、冷暖房完備、清潔なトイレ、Wi-Fi、時間帯によっては食事や軽食など、飛行機内のようなサービスが受けられる。

コロンボ・フォート駅からキャンディまでの料金はエキスポ・レイル社はRs.1450、ラジャダニ・エクスプレス社はRs.1100。
また、現在ポロンナルワ行きのラグジュアリー列車は出ていない。
各公式サイトはこちら。
エキスポ・レイル Exeo Rail
ラジャダニ・エクスプレス Rajadhani Express

キャンディからポロンナルワへの移動手段


キャンディのバスターミナルは、行き先によって乗り場がいくつかに分かれているが、乗り場は全てキャンディ駅の周辺にある。
ポロンナルワ行きのバスは、駅の西側のメインバスターミナルから発着する。
キャンディからポロンナルワまで所要約3時間で、料金はRs.170ほど。

コロンボから国内線を利用する

シナモン・エアー社が、コロンボのバンダラナイケ国際空港から各地への国内線を運航しており、キャンディやシギリヤ行きの便が出ているので、ここからポロンナルワへ行く方法もある。
料金はキャンディまでUS$170、シギリヤまでUS$221、時間はどちらも所要30~60分ほど。
この他にもヘリツアーズ社やフィッツ・エアー社が、ヘリやチャーター機などで国内線を運航している。
各公式サイトはこちら。
シナモン・エアー Cinnamon Air
ヘリツアーズ Helitours
フィッツ・エアー Fits Air

通貨と言語とビザについて


スリランカの通貨はスリランカ・ルピー(Rs)と補助通貨のスリランカ・セント(Cts)で、公用語はシンハラ語とタミル語だが、英語を理解する人が多く、観光地ではかなり英語が通じる。
また、スリランカへの入国にはETA(ビザ)が必要。
ビザ(ETA)に関しての詳細はこちら。
スリランカへの入国とETA(ビザ)取得と滞在期間延長方法

この世界遺産に関する詳細はこちら
古代都市ポロンナルワ:観光情報まとめ

気候に関してはこちら
スリランカの気候とベストシーズン

基本情報はこちら
スリランカの基本情報

スリランカのその他の世界遺産に関する情報はこちら
古代都市シギリヤとダンブッラの黄金寺院
聖地キャンディ

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