台湾の気候とベストシーズン

東シナ海の南方に浮かぶ台湾は、日本の九州ほどの大きさの島で、周囲を海に囲まれている一方で、島の中央には標高3000m級の山々が連なる山脈が南北に走り、これらの地形が気候に影響を与えている。
また、南北に長い島を北回帰線が横切り、ここより北が亜熱帯、南が熱帯に属する。

台湾の1年の気候は“長い夏季”と“短い冬季”があると言われ、日本ほどはっきりとした変化は感じられないが、季節は一応四季に分けることができ、基本的には南部より北部の方が夏と冬の寒暖差が大きい。
観光のベストシーズンは、気温が下がり雨も少ない11~3月となる。

春(3~5月)


東京の春よりはるかに暖かく過ごしやすいが、季節風の影響で北部では雨が多く、5月中旬頃からは本格的な梅雨となり、台湾全土に大量の雨を降らす。

台北の3月の平均最高気温は22℃前後で日中は暖かいが、朝晩は15℃まで冷えるので薄手の上着が必要。
ここから徐々に気温は高くなっていき、5月には最高気温は30℃近くまで上がり、最低気温も22℃前後なので、朝晩に肌寒さを感じるような日は少なくなってくる。
降水量は3・4月は1ヶ月に180㎜ほどで、5月は250㎜以上の雨が降る。

南部の高雄の最高気温は3月でも26℃前後と高く、5月には30℃を超え、東京の夏のように暑い。
最低気温は3月は18℃前後だが、5月は25℃前後までしか下がらず、夜は寝苦しく感じる日もある。
降水量は3月は40㎜、4月は70㎜ほどで少ないが、梅雨入りする5月には180㎜近い雨が降る。

夏(6~8月)


東京の真夏のような蒸し暑い日が続き、6月頃まで続く梅雨の影響で雨が多く、そして7月~9月にかけては台風シーズンとなり、毎年多くの台風が台湾に上陸する。
台風が停滞することもしばしばあり、観光に支障をきたすこともあるので、訪れる時期を選べるのであれば夏はなるべく避けたい。

台北の最高気温は連日30℃を超え、7~8月は35℃を超えることも珍しくない。
朝晩も気温は25℃前後までしか下がらず、蒸し暑く寝苦しい夜が続く。
降水量は毎月250~300㎜前後。

高雄の夏の平均最高気温は32℃前後で北部より過ごしやすいが、朝晩は25℃前後までしか下がらない。
降水量は北部より多く、毎月350~400㎜前後の雨が降る。

秋(9~11月)


台風の影響で9月までは雨が多いが、10月に入ると徐々に雨は少なくなり、11月になると南部ではほとんど雨は降らなくなる。

台北の最高気温は9月は30℃を超え、朝晩も25℃前後で暑い夜が続くが、11月になると日中でも24℃前後までしか気温が上がらず、朝晩は18℃前後まで下がるので過ごしやすい。
降水量は9月が270㎜、10月が140㎜、11月が90㎜ほど。

高雄の最高気温は10月までは30℃近く、11月になると27℃前後まで落ち着く。
最低気温も10月までは25℃前後だが、11月には20℃まで下がるので朝晩は過ごしやすい。
降水量は9月が190㎜、10月が50㎜、11月は10~20㎜ほど。

冬(12~2月)


東京の冬よりはるかに暖かく、比較的雨も少なく過ごしやすい日が続く。
雪は平地で降ることはめったになく、山間部でたまに降る程度。
しかし、まれに寒波に見舞われることがあり、その時は防寒着が必要になる場合もある。

観光のベストシーズンではあるが、台湾の旧正月である“春節”に訪れるのはできれば避けたい。
春節の日はその年によって異なるが、毎年1~2月にかけてで、2017年は1月28~1月30日。
昔の日本の正月のように休業になるお店が多くなり、ホテルの宿泊料金が高くなる所も多い。
また、帰省する人々で交通機関や宿泊施設も混雑する。

冬の台北の最高気温は18~20℃ほどで、朝晩は13℃前後まで冷えるので薄手の上着が必要になる。
降水量は12・1月は1ヶ月に80㎜ほどで、2月は170㎜前後の雨が降る。
高雄の最高気温は24℃前後で冬でも暖かいが、朝晩は15℃前後まで冷え込む。
降水量は毎月10~20㎜ほどで、冬の南部はほとんど雨は降らない。

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