インドとバングラデシュの陸路の国境で入国

【陸路で入国】インド〜バングラデシュ国境越えのルートと移動手段

インド〜バングラデシュ間は、外国人に解放されている陸路の国境がいくつかある。
また、両国の間には時差があり、インドの方が30分遅いので注意が必要。

ビザに関しては、インドへの入国は空路であれば空港でアライバルビザが取得できるが、陸路では取得することができないので、事前に日本や隣国のインド大使館でビザを取得する必要がある。

バングラデシュへの入国は、インド側ハリダスプール〜バングラデシュ側ベナポールを国際バス、もしくは徒歩で通過する際にアライバルビザを取得できる。
同じルートを通る国際列車もあるが、こちらではアライバルビザの取得はできない。

その他の国境はその時の職員によって対応がまちまちなので、心配な人は事前に日本や隣国のバングラデシュ大使館でビザを取得しておいた方が無難である。

ビザに関しての詳細はこちら。
インドへの入国とビザ申請・取得方法
バングラデシュへの入国とビザ申請・取得方法

インド〜バングラデシュ間の主な国境とルート


インド側ハリダスプールHaridaspur〜バングラデシュ側ベナポールBenapole

両国を陸路で移動するのに最も一般的なルートで、国際バスや国際列車が運行されている。
また、ローカルバスや鉄道で国境の町まで行き、そこから歩いて国境を通過することもできる。

日本ではインド側国境の町はハリダスプールと言われているが、実際にはペトラポル(Petrapol)という小さい町に国境がある。

インドのコルカタのサダル・ストリートすぐそばのマルキス通り(Marquis St.)に、バングラデシュのダッカ行きの国際バスを運行するバス会社のオフィスが集まっており、バスもここから発着する。

ダッカからも同様の国際バスがあり、ダッカ市内やコムラプール(Kamalapur)駅そばに国際バスを運行するバス会社のオフィスが数軒ある。

これらのバスで国境の町ハリダスプールとベナポールを経由し、ダッカやコルカタまで所要約12時間。
また、バスはチケットを買った所と発着する所が異なる場合があるので、チケット購入時にバスが発着する場所を聞いておいた方がいい。

主なバス会社公式サイトはこちら。
Shohagh Paribahan
Green Line Paribahan

鉄道は、コルカタのチットプール(Chitpur)駅とダッカ・カントンメント(Dhaka Cantonment)駅を結ぶ国際列車Matree Expressが週4便あり、コルカタ7:10発/ダッカ18:05着が水・木・金・日、ダッカ8:10発/コルカタ18:45着が月・火・木・土。

鉄道公式サイトはこちら。
Indian Railway
Bangladesh Railway

インド側チャングラバンダChangrabandha〜バングラデシュ側ブリマリBurimari

インドの西ベンガル州北部の町チャングラバンダと、バングラデシュのロンプール管区北端の町ブリマリとの国境が外国人旅行者に解放されており、バングラデシュからインド北部のダージリンへ抜けるルートとしてよく利用されている。

バングラデシュからの国境越えの起点となるのがラルモニルハット(Lalmonirhat)という町で、ここから国境手前の町パットグラム(Patgram)まで約80㎞、さらにここから国境の町ブリマリまで約10㎞。

インド側ダウキDawki〜バングラデシュ側タマビルTamabil

インドのメーガーラヤ州南東部の町ダウキと、バングラデシュのシレット管区北部のタマビルとの国境が外国人旅行者に解放されている。

メーガーラヤ州の州都シロン(Shillong)と、シレット管区の都市シレット(sylhet)が国境越えの起点となる。

インド側ゴウルgour〜バングラデシュ側ショナ・モスジッドSona Masjid

インドの西ベンガル州の町ゴウルと、バングラデシュのラジシャヒ管区西部のショナ・モスジッドとの国境が外国人旅行者に解放されている。

ラジシャヒ管区の都市ラジシャヒ(Rajshahi)が、バングラデシュからの国境越えの起点となる。

インド側ヒリHili〜バングラデシュ側ヒリHili

インドの西ベンガル州の町ヒリと、バングラデシュのロンプール管区南部の町ヒリとのの国境が外国人旅行者に解放されている。

西ベンガルの町バルルガト(Balurghat)と、ロンプール管区の都市ロンプール(Rangpur)が国境越えの起点となる。

インドやバングラデシュ、隣国を含む一帯はイギリス領インド帝国というひとつの国だった。
このイギリス領からそれぞれの国が独立する際、ヒルの町の西側はインドに、東側はパキスタン領東パキスタンになり、その後パキスタンから独立しバングラデシュになった。
このような経緯があり、両国の国境に同じ名前の町が存在している。

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インドの基本情報-時差、言語、人口、宗教、首都、飲料水など
バングラデシュの基本情報-時差、言語、人口、宗教、首都、飲料水など

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