ネパールの気候とベストシーズン

ネパールの国土は、北部のヒマラヤ山脈と南部のマハーバーラタ山脈の間に複雑な山岳地帯が広がっている一方で、南部のインド国境付近には“タライ”と呼ばれる広大な平原があり、地域や標高差によって気温や降水量が異なる。
また、ネパールには乾季と雨季、そして四季があり、季節によっても気候が大きく異なる。
夏の6~8月は雨季、秋の9~11月、冬の12~2月、春の3~5月は乾季となる。

乾季と雨季の時期と特徴


乾季

その年によって若干の差はあるが、通常は9月後半~5月頃までが乾季で、気温も低く雨も少ない。
9~10月にかけて雨が少なくなっていき、11月には本格的な乾季に入る。
11~2月はほとんど雨が降ることがなく、ネパール観光のベストシーズンといえる。

この時期は空気が澄んでいて雲も少ないので、カトマンズ周辺の丘陵からヒマラヤ山脈を望める。
しかし4~5月になると雨が増え、ヒマラヤが雲に隠れる日も増えてくる。
そして徐々に雨が増え気温が上がると、ヒマラヤが望める見込みは少なくなり、6月頃には雨季となる。

雨季

その年によって若干の差はあるが、通常は6月頃~9月前半までが雨季となる。
最も雨が多いのは7月で、8月もかなり雨が降るが、9月に入ると徐々に降水量は少なくなっていく。
雨季の初めは10~20分ほどで止む激しい夕立が1日1回ある程度だが、短時間で止んでいたこの夕立が1時間や2時間も続くようになり、1日1回だったのが2回や3回と増えていき、本格的な雨季となる。

雨季といっても、日本の梅雨のように1日中降り続くことはほとんどなく、激しいスコールの後には太陽が顔を出し、眩しい光が降り注ぐ。
しかし、ヒマラヤには1日中雲がかかってしまい、カトマンズ周辺の丘陵から望むことは期待できない。
また、ヒマラヤ山脈中央部アンナプルナの北側に位置するジョムソンなどはあまり雨が降らず、最も雨が多い雨季でも1ヵ月の降水量は30~40㎜ほど。

地域別の特徴


カトマンズ周辺

標高約1330mに位置するカトマンズ周辺は年間を通じて温暖で、夏の日差しは強いが、湿度は高くないので過ごしやすい。
3~10月は最高気温が25~30℃まで上がるので、昼間はTシャツで過ごせるが、朝晩の寒暖の差が大きいので夏でも薄手の上着を用意したほうがいいでしょう。

真夏でも朝晩は20℃以下まで気温が下がり、春や秋には10℃前後まで冷え込む。
冬でも日中は20℃近くまで気温が上がるが、朝晩は3℃前後まで冷え込むので防寒着が必要になる。
雨は11~2月はほとんど降らず、最も降水量が多い7・8月には1ヵ月に350㎜ほどの雨が降る。
6・9月は200㎜前後、5・10月は50~100㎜ほどの雨が降る。

ポカラ周辺

標高約850mに位置するポカラ周辺は、年間を通じてカトマンズよりも暖かく、雨も多いため、雨季には蒸し暑さを感じることもある。
4~9月は最高気温が30℃前後まで上がるが、朝晩は20℃前後まで下がるので東京の夏より過ごしやすい。

冬でも日中は20℃を超えることがよくあり、Tシャツで過ごせるほど暖かいが、それでも朝晩は7℃前後まで冷えるので防寒着が必要になる。
雨は11~2月はあまり降らず、最も降水量が多い7・8月には1ヵ月に800~900㎜ほどの雨が降る。
6・9月は600㎜前後、5・10月は200~300㎜ほどの雨が1ヵ月に降る。

チトワン周辺(タライ平野)

ネパール南部に位置するタライ平野はポカラよりもさらに暑く、夏は高温多湿で蒸し暑い。
3月頃から30℃を超える日が多くなり、雨季前の4~5月は最高気温が40℃を超えることもある。
6~10月までは30℃超えの日が続き、雨も増えて蒸し暑くなるが、朝晩は20℃前後まで気温が下がる。

冬でも日中は25℃近くまで気温が上がるが、朝晩は8℃前後まで冷えるので防寒着が必要になる。
雨は11~2月はほとんど降らず、最も降水量が多い7・8月には1ヵ月に400~500㎜ほどの雨が降る。
6・9月は350㎜前後、5・10月は200~300㎜ほどの雨が1ヵ月に降る。

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