ベトナムの世界遺産・ハロン湾

【ツアー・クルーズ】ハロン湾の天気、鍾乳洞とバイチャイの見どころ 観光・旅行情報【ベトナム・世界遺産】

ハロン湾ってどんな所なんだろう?
この記事では、
ツアーやクルーズ、現地の天気や見どころをまとめました。
現地のことを知れば、安心して旅行に行けます

ハロン湾はどこにあるの?

ハロン湾とはバイチャイ(Bai Chay)とホンガイ(Hong Gai)という2つの町周辺のエリアです。
この2つの町はバイチャイ橋で結ばれているが、観光の拠点はホテルやレストランが多くて便利なバイチャイ。

バイチャイってどんな町?

ハノイなど各地からのバスが発着するバスターミナルはバイチャイ中心部から約4㎞離れており、バスターミナル周辺で待機しているタクシーやバイクタクシーを利用して中心部まで向かいます。

メインストリートはハロン通り

バスターミナルから中心部へは、ハロン通りという大通りを道なりに進むと到着です。
ハロン通り沿いにはホテルやレストラン、観光案内所やアミューズメントパークなど、観光客に必要なものはなんでもあります。

ホテルが多いブオンダオ通り

ハロン通りを道なりに来たら、ムオンタイン・クアンニンホテル(Muong Thanh Quang Ninh Hotel)という大きなホテルを左に曲がります。

ここがブオンダオ通りで、ここは低価格なホテルが多く立ち並んでいます。

ハロン通りを直進するとバイチャイ橋

ブオンダオ通りに入らずにハロン通りを直進していくと、全長903mのバイチャイ橋のたもとに着きます。
橋のたもとからの眺めはなかなかのもので、夜になると橋が美しくライトアップされます。

ホンガイってどんな町?

バイチャイが観光客で賑わう町なら、対岸のホンガイは地元民の町という感じ。
中心部のハロン市場とロンティエン寺周辺には、バイチャイに比べると数は少ないがホテルや食堂があります。

ハロン市場ってどんなとこ?

ハロン市場はハロン湾で最も大きな市場で、野菜や果物、魚介類などの生鮮食品だけでなく、生活雑貨や衣料品などの店も軒を連ねます。

バイチャイにも市場はあり、営業時間はお店にもよるが、どちらの市場も大体6:00〜18:00。

ロンティエン寺とは?

ロンティエン寺は1941年に建立されたハロン湾で最も大きな寺です。
伝説の龍が最初に降り立った場所と言われています。

ロンティエン寺は入場無料で、営業時間は5:00〜19:00。

ベトナムの世界遺産:ハロン湾

ハロン湾クルーズについて

ハロン湾クルーズはバイチャイのクルーズ船乗り場から出発し、様々な奇岩を眺めながら進んでいき、水上家屋や島に上陸して鍾乳洞に立ち寄ったりします。

奇岩には名前がある?

多くの奇岩には名前が付けられ、ゴリラ岩、闘鳥岩、犬島、象島などの動物の名前が付けられたものは、見る角度によっては本当に動物のような形に見えます。

クルーズの時間は?

クルーズにはいくつかのコースがあり、短いものだと約3時間、長いものでは約10時間もあり、ハロン湾で船上泊するものもあります。

ハノイからツアーでハロン湾まで来れる?

個人でクルーズを楽しむこともできるが、バイチャイかハノイ発のツアーを利用するのが一般的で、ハノイ発のツアーを利用すればツアー会社のバスでハロン湾まで来れるので便利。

しかし、ハノイからハロン湾までは片道約4時間かかるので、ハノイ発のツアーでゆっくり楽しみたいなら、ハロン湾の船上かバイチャイで1泊するのがいいでしょう。

サンワールド・ハロン・コンプレックスがすごい?

サンワールド・ハロン・コンプレックスはバイチャイにあるテーマパークです。
パーク内には、

  1. 遊園地:ドラゴンパーク
  2. プール:タイフーン・ウォーターパーク
  3. 観覧車がある山頂エリア

この3つのエリアに分かれ、「ロープカー・クイーン・ケーブルカー」がこの3つのエリアを結んでいます。
どこかの遊園地を真似たような施設ではなく、独自の進化を遂げた東南アジア最大級のテーマパークです。

テーマパークの公式サイトはこちら。
Sun World Halong Complex

ベトナムの世界遺産:ハロン湾

ハロン湾の島の見どころ

トゥアンチャウ島

バイチャイと橋で結ばれているトゥアンチャウ島内にはホテルやレストラン、船乗り場があります。
個人でここまで来て、ここの船乗り場からハロン湾クルーズに乗ることができます。

カットバ島

カットバ島はハロン湾で最も大きな島です。
面積約354㎢の約半分と近海約90㎢が国立公園に指定されており、貴重な自然が保護されています。

島には何があるの?

島には野生動物が生息し、周辺の海にはイルカやアザラシなどの海洋生物も生息しています。
島内にはマングローブや常緑樹、湖や滝、鍾乳洞などがあり、様々なトレッキングコースもあります。
ホテルやレストランもあり、夏にはビーチで海水浴も楽しめます。

どうやって行くの?

カットバ島へはバイチャイやハノイ発のツアーで行くことができ、トゥアンチャウ島やハイフォンから出ているフェリーや高速船を利用すれば個人でも来ることができます。
ハイフォンはハノイとバイチャイの間に位置する町で、ハイフォンからカットバ島まで所要40〜50分。

ハロン湾の鍾乳洞の見どころ

ダウゴー島:ティエンクン洞窟

ダウゴー島にあるティエンクンは、ハロン湾で最も有名な鍾乳洞です。

一歩足を踏み入れると、広大な空間の中に石筍や鍾乳石が上下から伸びているのがわかります。
これは、石炭を含んだ水が数億年をかけて天井から鍾乳石を垂らし、それが地面から石筍を立ち上げたのです。

人間の手では絶対の作ることのできない自然の神秘が生み出した結晶です。
鍾乳洞内部はピンクやオレンジ、青や緑など、様々な色でライトアップされ、派手すぎると感じる人もいるかも。

スンソット洞窟

スンソット洞窟はハロン湾最大級の鍾乳洞です。

階段を登って洞窟に入り通路を抜けると、高さ30mもの広大な空間に鍾乳洞が姿を表します。
スンソットとはベトナム語で「驚き」を意味し、その名に恥じぬ驚きを与えてくれるでしょう。

こちらもカラフルな照明が派手でライトアップされすぎていると感じる人もいるでしょう。

ベトナムの世界遺産:ハロン湾

ハロン湾の天気・気候とベストシーズン

ハロン湾周辺の季節は大きく乾季と雨季に分かれます。

雨季の特徴は、

  1. 5〜10月が雨季で、最も暑い6〜8月は最高気温が連日30℃を超えて蒸し暑い。
  2. 雨季は毎月200〜300㎜の雨が降るが、1日中降り続くことはない。
  3. 雨季でも観光に向かないわけではなく、海水浴をするなら暑い雨季がおすすめ。

乾季の特徴は、

  1. 11〜4月が乾季で、涼しくて雨も少ない乾季が観光のベストシーズン
  2. 最高気温が30℃を超えることはなく、最も涼しい12〜2月の平均気温は17℃。
  3. 日中でも気温が20℃以下の日もあるので、薄手の上着があると便利。

ベトナムの気候についてはこの記事で詳しく書きました

ハイフォン(Haiphong)の気温と降水量

ハイフォンはハロン湾の約60㎞南西の都市。
ハロン湾とバイチャイのグラフが無いので参考までに。

ベトナムの世界遺産:ハロン湾 観光・旅行情報まとめ

ハイフォンの2014〜2015年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト

ベトナムの世界遺産:ハロン湾

ベトナムの世界遺産:ハロン湾の歴史とは?

ベトナム北部、首都ハノイから約150km東に位置するハロン湾は、ベトナムきっての景勝地。
水面からは大小2000以上もの奇岩が突き出し、その独特の景観は「海の桂林」とも称されます。

そんな神秘的な雰囲気のハロン湾は、1994年に世界遺産に登録されました。

ハロン湾の歴史についてはこの記事に詳しく書きました

アクセス:日本からベトナムへの行き方

日本からベトナムへは直行便が出ており、ハノイのノイバイ国際空港まで所要約5時間。

ハロン湾への行き方は?

まず空港からハノイ市内まで行き、ここからハロン湾観光の拠点となる町バイチャイに向かいます。

空港からハノイへの行き方は?

ハノイ市内への移動手段は、タクシー、ミニバス(乗り合い)、バスなどがあります。

空港からハノイ市内への行き方はこの記事に詳しく書きました

ハノイからバイチャイ・ハロン湾への行き方は?

ハノイからバイチャイやハロン湾へは、ツアーで行くか個人で行くかのどちらかです。
ツアーは申し込むだけなので特にやることはありません。

個人で行く方法についてはこの記事に詳しく書きました

通貨と言語とビザについて

ベトナムの通貨はドン(表記はdong・VND)です。
公用語はベトナム語だが、観光地では英語が通じる所も多く、まれに日本語が通じる所もあります。

ベトナムへの入国は、滞在期間が15日以内で出国用の航空券を所持し、入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上あればビザは不要です。

ビザについての詳細はこの記事に書きました

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地方移住生活というサイトもやっています。
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