ハロン湾 観光情報まとめ

世界遺産の概要


ベトナム北部、首都ハノイから東に約150kmの距離に位置するハロン湾は、ベトナムきっての景勝地。
ハロン湾の総面積は1500㎢にもなり、その広大な湾内の水面から突き出した大小2000以上の奇岩からなる景観は“海の桂林”とも称される。
これらの独特の形をした奇岩は、石炭岩台地が長い歳月をかけて沈降を繰り返し、海水や雨風の浸食によって現在の姿になった。

その昔、敵が侵攻してきたこの地に龍の親子が現れ、敵を蹴散らす為に宝玉を吹き出し、それらが無数の奇岩となって敵の侵入を防ぎ、現在のハロン湾が出来たという伝説も残されている。
そんな伝説を信じたくなるほど神秘的な雰囲気のハロン湾は、1994年に世界遺産に登録された。

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ハロン湾観光の拠点はバイチャイ


ハロン湾とはバイチャイ(Bai Chay)とホンガイ(Hong Gai)という2つの町周辺のエリアで、この2つの町はバイチャイ橋で結ばれているが、観光の拠点となるのはホテルやレストランが多くて便利なバイチャイ。

ハノイなどからのバスが発着するバスターミナルはバイチャイ中心部から約4㎞離れており、バスターミナル周辺で待機しているバイクタクシーを利用して中心部まで向かう。
バスターミナルから中心部へは、ハロン通りという大通りを道なりに進むと到着でき、このハロン通り沿いにはホテルやレストラン、クルーズ船乗り場や観光案内所、アミューズメントパークなどがあるが、最も多くのホテルが立ち並ぶのはブオンダオ通り。

ハロン通りを道なりに来たら、ムオンタイン・クアンニンホテル(Muong Thanh Quang Ninh Hotel)という大きなホテルを左に曲がるとブオンダオ通りで、ここは比較的低価格なホテルが多く、ブオンダオ通りを進んでいくと交わる通り沿いにもホテルやレストランが立ち並んでいる。
ブオンダオ通りに入らずにハロン通りを直進していくと、全長903mのバイチャイ橋のたもとに着く。
橋のたもとからの眺めもなかなかのもので、夜になると橋が美しくライトアップされる。

バイチャイが観光客で賑わう町なら、対岸のホンガイは地元民の町という感じで、中心部となるハロン市場とロンティエン寺周辺には、バイチャイに比べると数は少ないがホテルやレストランもある。
ハロン市場はハロン湾で最も大きな市場で、野菜や果物、魚介類などの生鮮食品だけでなく、生活雑貨や衣料品などの店も軒を連ねる。
バイチャイにも市場はあり、営業時間はどちらも大体7:00~17:00。

ロンティエン寺は1941年に建立されたハロン湾で最も大きな寺で、伝説の龍が最初に降り立った場所と言われている。
ロンティエン寺は入場無料で、営業時間は5:00~19:00。

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ハロン湾クルーズについて


ハロン湾クルーズはバイチャイのクルーズ船乗り場から出発し、様々な奇岩を眺めながら進んでいき、水上家屋や島に上陸して鍾乳洞に立ち寄ったりもする。
多くの奇岩には名前が付けられており、ゴリラ岩、闘鳥岩、犬島、象島などの動物の名前が付けられたものは、見る角度によっては本当に動物のような形に見える。

クルーズにはいくつかのコースがあり、短いものだと約3時間、長いものでは約10時間もあり、ハロン湾で船上泊するものもある。
個人でクルーズを楽しむこともできるが、バイチャイかハノイ発のツアーを利用するのが一般的で、ハノイ発のツアーを利用すればツアー会社のバスでハロン湾まで来れるので便利。
しかし、ハノイからハロン湾までは片道約4時間かかるので、ハノイ発のツアーでゆっくり楽しみたいなら、ハロン湾の船上かバイチャイで1泊するのがいいでしょう。

ハロン湾の見どころ


トゥアンチャウ島

バイチャイと橋で結ばれているトゥアンチャウ島には、トゥアンチャウ・ハロンというテーマパークがあり、イルカショーやクロコダイルショーなどが行われている。
営業時間は8:00~22:00、入場料の16万ドンで全てのショーを観覧できる。
また、島内にはホテルやレストラン、船乗り場もある。

カットバ島

ハロン湾で最も大きな島であるカットバ島は、面積約354㎢の約半分と近海約90㎢が国立公園に指定されており、貴重な自然が保護されている。
島には野生動物が生息し、周辺の海にはイルカやアザラシなどの海洋生物も生息している。
島内にはマングローブや常緑樹、湖や滝、鍾乳洞などがあり、様々なトレッキングコースもある。
また、島内にはホテルやレストランもあり、夏にはビーチで海水浴も楽しめる。

カットバ島へはバイチャイやハノイ発のツアーで来ることができ、トゥアンチャウ島かハイフォンから出ている定期船を利用すれば個人でも来ることができる。
ハイフォンはハノイとバイチャイの間に位置する町で、ハイフォンからカットバ島へは所要40~50分。

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ハロン湾の気候


インドシナ半島の東側に位置するベトナムは、全体的に高温多湿で雨が多く、南北に長い国のため地域によって気候が大きく異なる。
ハノイやハロン湾がある北部は亜熱帯気候に属し、日本ほどはっきりとした変化はないが、一応四季がある。

大きく分けると5~10月が雨季で暑く、11~4月が乾季で涼しい。
雨季でも日本の梅雨のように1日中降り続くということはあまりなく、短時間で止む激しいスコールがあり、1ヶ月の降水量は200~300㎜ほど。

最も暑い夏の6~8月は最高気温が連日30℃を超え、湿度は90%近くまで上がり、夜になっても気温が下がらず、蒸し暑い熱帯夜が続く。
11~4月はあまり雨が降らないため湿度も下がり、最高気温が30℃を超えることもなく、特に涼しい12~2月は平均気温が17℃ほどで、日中でも上着が必要になる。

北部の観光のベストシーズンは、雨が少なくて涼しい11~4月で、最も過ごしやすいのは11~12月。
しかし、ハロン湾で海水浴も楽しみたいなら気温の高い6~8月がオススメ。

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日本からのアクセスと行き方


日本からベトナムへは直行便が出ており、ハノイのノイバイ国際空港まで所要約5時間。
バイチャイ行きのバスの発着は、ハノイ市内にあるルオンイエン・バスターミナルとザーラム・バスターミナルで、空港からハノイ市内までは約30㎞あり、エアポートバス、路線バス、タクシーなどを利用する。
ルオンイエンとザーラムからバイチャイまでの移動は、所要約4時間、料金は6万~9万ドン。

  • エアポートバス
    空港到着ホールの出口の前に乗り場があり、チケットは出口のカウンターか運転手から購入する。
    飛行機の到着に合わせて運行しているが、出発時間は決まっておらず、乗客が集まるまで待たされることがある。
    料金は5万ドン、所要40~50分でハノイ市内にあるベトナム航空オフィス前まで行くことができ、ここからバスターミナルへはタクシーを利用し、ルオンイエンまで約10分、ザーラムまで約30分。
  • 路線バス
    路線バスの7番と17番のルートが空港と市内を結んでおり、より市内の中心部(旧市街)まで行けるのは17番のバスで、終点のロンビエン・バスターミナルで下車する。
    料金は9000ドン、所要約90分で、ここから各バスターミナルまではタクシーで約20分。
    料金は距離に関係なく一律で、乗車する際に運転手に支払う。
通貨と言語とビザについて

ベトナムの通貨はドン(dong,VND)で、公用語はベトナム語だが観光地などでは英語が通じ、店によっては日本語が通じる所もある。
ベトナムへの入国は、滞在期間が15日以内で出国用の航空券を所持し、入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上あればビザは不要。
ビザに関しての詳細はこちら。
ベトナムへの入国と滞在期間延長とビザ取得方法

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